2010年2月アーカイブ

2010年02月24日

雨氷と白雪の森

こんにちは。富士山レンジャー尾又です。

今週は、すっかりポカポカ春の陽気ですね。

先週はとても寒く、雪が舞い降る天気の中、
東海自然歩道の歩道調査を行ないました。
この歩道調査は、歩道の利用状況や整備状況を確認する調査です。
今回の区間は、青木ヶ原樹海を歩く鳴沢氷穴から精進湖民宿村までです。

雪に覆われた樹海は、一面真っ白で、それはとても幻想的な風景でした。



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樹木の枝は、冷気によって雨や霧が急激に凍ってできる「雨氷」に覆われ、ガラス細工のようでした。

温かい格好をしていても、やはりものすごく寒く感じましたが、美しい景色を見ていると、気持ちが和らぎ、寒さも忘れそうになります。・・・とはいえ、やはり寒かったですが。(苦笑)

雪が降った森は、独特の魅力がありますね。

先週は、歩道の雪は、適度に硬くなり、全体的にとても歩きやすい状態でした。今週はもう雪もほとんど溶けてしまったかもしれません。

うっすら雪の残る樹海もまた違う美しさがあると思います。ぜひ、散策してみてはいかがですか♪

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2010年02月12日

「忍野小学校」・「富士河口湖高校」学習会

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富士山レンジャー萱沼です。
先週5日に実施した、忍野小学校3年生への環境教育支援プログラムの様子を紹介します。3年生は総合学習の授業で「忍野を自慢しよう」というテーマのもと、児童がそれぞれ忍野の植物や動物、湧水のことなどを調べているそうです。今回は、外部講師として、主に動物や植物のことを調べている児童約50名に「富士山と忍野について知ろう」と題して、富士山や忍野の動物や植物についてクイズを交えながら話しました。
 90分という長い時間でしたが、最後まで授業を真剣に聞いてくれていました。今回の授業を通して、富士山や忍野村に対する愛着がより深くなればと思います。

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続きまして、富士山レンジャー三浦です。
今週10日に、富士河口湖高等学校1学年のみなさんへ「富士山の環境保全」と題し、環境教育支援プログラムを実施させていただきました。富士山のこと、地域のことを考えるきっかけになってもらえればと思い、お話しました。富士河口湖高校は、母校であり、校舎に入ると、なつかしく、温かい気持ちになりました。母校っていいですね。
1学年のみなさん全員と先生方、287名を前に大変緊張しました。みなさん、熱心に聞いてくださり、大変有難く感じました。みなさんの大切な時間をいただいて、お話をさせていただくので、「しっかり伝えたい。興味を持ってほしい。」という気持ちはあるのですが、なかなか、意気込むほどに、舞い上がってしまいます。毎回の反省点を次回に生かすよう、がんばっていきます。

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2010年02月09日

『会議』

今回は、先週出席した会議について紹介したいと思います。
その名も「富士山青木ヶ原樹海等エコツアーガイドライン推進協議会」。ずいぶん長ったらしい名称とお感じの方もいらっしゃる(私もそうでした…)と思いますが、しかしどれかを省略してしまうと意味を成さなくなってしまうので仕方がないのかもしれません。内容に興味がある方、訪れようと計画されている方はガイドライン全文利用可能ルート図をご覧のうえ、当該地域の保全にご協力をお願いします。
さて、皆さんも「青木ヶ原樹海」という言葉は、よくお聞きになると思います。どのような場所をイメージされますか? 「樹海」と聞くと、残念ながら負のイメージを払しょくするまでには至っていません。しかし一度でも訪れたことがある方は、その自然の豊かさに驚かれたはずです。事実、富士山麓でこれほどの規模で原生的な自然環境が残っている場所は他にありません。ただその一部地域では、以前からエコツアーや自然体験活動などの利用頻度が高く、自然環境の悪化を招きかねない状況を生み出していました。そこでは「ルール」なき利用が行われていたのです。この現状に危機感を抱いた、エコツアー事業者、研究者、関係行政機関によって保全と適正利用のためのルールである「富士山青木ヶ原樹海等エコツアーガイドライン」が制定され、その運用のために「富士山青木ヶ原樹海等エコツアーガイドライン推進協議会」が設置されました。

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年に2回定例会議が実施されており、今回はガイドラインの遵守状況の報告、課題項目の討議などが行われました。また新たな取り組みとして、モニタリング手法を取り入れた調査(利用記録・生物記録)を実施していく方向で話が進んでいます。当日は私たち富士山レンジャーも、当該地域における巡回時に発見・遭遇した事案を主として三浦が報告をしました。
このガイドラインは、あくまでも『紳士協定』です。とはいえ、参加されているエコツアー事業者の方々は、大変意識が高く、この地域を「持続的に利用」するための努力をしています。当面の課題は、この協議会に参加していない利用団体に周知を図り、参加を促していくことと考えています。(S)

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