御坂山地の登山道沿いに「シモバシラの華」が咲いていました。シモバシラといっても地面が凍る霜柱ではなく、シソ科のシモバシラという植物です。別名「雪寄草」とも呼ばれ、茎の周りに氷の結晶をつくります。
シモバシラは冬には地表の茎は枯れてしまいますが、根から水分の吸い上げは続きます。気温が氷点下まで下がると茎の中の水分は凍ってしまうのですが、茎が枯れていて脆くなっていることもあり、水分が凍る時の膨張で茎を突き破ります。このようにして茎の周りにできた氷が「シモバシラの華」です。土壌が凍ってしまうと根が水分を吸い上げることができなくなるので、真冬には見ることができません。また、日が当たると溶けてしまい、晩秋から初冬の朝にしか出会うことのできない貴重な現象です。(T)
2010年11月14日
シモバシラ [富士山レンジャー]
- 検索
- プロフィール
-
私たち地元人が、山梨の魅力をお届けします。
- 最近の記事
- カテゴリーリスト
-
- やまなし観光推進機構 (54)
- やまなしブランド (57)
- おもてなしやまなし (44)
- 地元人おすすめブログ
- 富士ビジターセンター (401)
- 富士山レンジャー (367)
- 富士山五合目総合管理センター (3)
- その他 (5)
- ヤッピー (49)
- 工房メグラー (31)
- 謎のパワスポえーじぇんと (29)
- 隠狸庵(おんりーあん)
- 二木編集長
- ちょいヤギおやじ「ハチローラモ」
- 徒然ヤマちゃん日記
- リンク集