2月16日（木曜日）
この日の天気予報は、曇りのち夕方からにわか雨。
年明けから継続している東海自然歩道の調査に出かけました。
午前9:00にビジターセンターを出発して、西を目指します。
ちらほらと雪が舞っていました。
ところが。
途中、鳴沢村のあたりでは前方の視界が白くかすむほどの雪。
これでは調査は無理かも…、と思いましたが、少し進むと天気が変わるのが、この北麓です。
期待を込めてさらに西へ進みました。
調査地に到着です。
心配された雪は、このあたりでは降っておらず、早速調査を開始。今回は、青木ヶ原樹海の中を通っている部分を調査します。林床の残雪もほとんど姿を消していて、快適に調査が進みました。
東海自然歩道は、1970〜74年にかけて整備された自然歩道です。東京都八王子市の「明治の森高尾国定公園」から大阪府箕面市の「明治の森箕面国定公園」までの11都府県約90市町村にまたがり、長さは約1,700 kmです。
富士北麓では、山中湖村から忍野村、富士吉田市、富士河口湖町を通過して鳴沢村、そしてまた富士河口湖町を通っています。富士眺望の紅葉台や青木ヶ原樹海を通過して、本栖湖畔から山梨と静岡の県境に至ります。
私たちレンジャーも今日のスタート地点から青木ヶ原樹海を通り抜け、本栖湖畔までやってきました。
ところが。
このあたりから、再び天気が変わり始めました。
またもや、前方の視界が白くかすむほどの雪。
みるみるうちに積もっていきます。
しかし、今日のゴールはまだまだ先。
レンジャー同士、次第に無口になって、もくもくと調査を進めました。
ようやく、本日の終点、山梨と静岡の県境に到着した頃には、国道にも積雪していました。
立春を迎えたとはいえ、春はまだ浅く。
富士北麓では、突然天気が変わることがあります。
お出かけの際は、天気予報を過信せず、冬用の足回りでおいで下さい。
