1月24日に「富士山青木ヶ原樹海等エコツアーガイドライン推進協議会」が富士ビジターセンターにて行われました。
「富士山青木ヶ原樹海等エコツアーガイドライン」とは、
青木ヶ原樹海等の自然を保全して、適正かつ持続的な利用を図るために定めたルールのことです。
エコツアーガイドラインの対象となる場所は、富士山麓の青木ヶ原樹海周辺から富士山五合目周辺(御庭・奥庭)までです。
エコツアーなどの目的で、対象のエリアに立ち入る団体や事業者、ツアー参加者がこのルールに沿って利用することで、貴重な自然を残していこう、というのがエコツアーガイドラインの趣旨です。
では、
具体的にどのようなルールが定められているかというと、
例えば、
「ゴミを持ち込まない」
「動植物の採取をしない、植物を踏みつけない」
「喫煙、飲酒をしない」
「たき火をしない」
「野外排泄をしない」
といったことなどが挙げられます。
こういったことはガイドラインで定められていなくても、最近では当然のマナーとして実践している方も多いかと思います。
また、ツアー事業者が配慮すべき事項として
利用可能なルートなどを限定することや
1グループ当たりの人数を制限すること、
一列で歩くことや解説時も広がらないよう心掛けること
繁殖期のツアーの自粛
などもあります。
法的な強制力はありませんが、各団体がこのルールの中で青木ヶ原樹海を利用しており、豊かな自然が守られています。
しかし、このエコツアーガイドラインを知らずに訪れる団体も時にはいます。
富士山レンジャーは、パトロールの中でこういった団体の方にエコツアーガイドラインを周知しています。
エコツアーガイドライン協議会に未加入で、青木ヶ原樹海を利用しようとしている団体・事業者の方はエコツアーガイドラインの趣旨に賛同し、ぜひ協議会に加入していただきたいです。
また、個人で樹海に訪れる方も、こういったルールがあり、この自然を大事に思っている人たちによって守られている場所だということを頭の片隅において散策していただけたらと思います。
2013年02月07日
富士山青木ヶ原樹海等エコツアーガイドライン推進協議会 [富士山レンジャー]
- 検索
- プロフィール
-
私たち地元人が、山梨の魅力をお届けします。
- 最近の記事
- カテゴリーリスト
-
- やまなし観光推進機構 (54)
- やまなしブランド (57)
- おもてなしやまなし (44)
- 地元人おすすめブログ
- 富士ビジターセンター (401)
- 富士山レンジャー (367)
- 富士山五合目総合管理センター (3)
- その他 (5)
- ヤッピー (49)
- 工房メグラー (31)
- 謎のパワスポえーじぇんと (29)
- 隠狸庵(おんりーあん)
- 二木編集長
- ちょいヤギおやじ「ハチローラモ」
- 徒然ヤマちゃん日記
- リンク集