去る7月21日に開催されたビジターセンターの講座
地元民集まれ!「古資料に見る明治大正の富士登山」
の講師、萱沼進さんが非常に面白い資料を
持ってきて下さいました。
(『コンゴウヅエコショウ』の一部写し)
明治・大正の富士登山者がどんな食事をしていたか、
詳しく書かれている部分があり、とても興味深いです。
やさしい言葉になおしてご紹介しますと・・・・。
「剛力は背負梯子より弁当を降ろし、箱の形は大工の道具箱によく似ている。大きさも同じくらい、上に小さい箱、下に大きい箱を重ね、小さい方には副食を入れ、大きい方にはご飯を盛ってある。一行9名に剛力を入れると12名は各自、五郎八茶碗によそって食べる。おかずは、きんぴらごぼう、干し蛤、肉の煮〆、ひじき、ひね沢庵(細めの大根をしなびるまで干してから漬けたタクアン。)」
なかなか美味しそうなお弁当ですが、続きを読むと・・・・
「空腹で動けなくなってしまうことは山では大禁物、お腹をいっぱいにしておこうと、温茶に浸してさらさらと流し込む。小石を噛んでいるように固いごはん、ワラを噛んでいるようなおかず、美味い不味いを言っている場合ではない。」
ちょっとかわいそうですけど、可笑しいですね。
山で食べるものは大抵美味しく感じるものですが、
余っ程不味かったんですね・・・。
でも味ではなく、栄養が肝心ですから、
不味くてもしっかり食べておかないといけませんね。
2013年08月16日
明治・大正の富士登山者の食事 [富士ビジターセンター]
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