富士山が形成された過程を数回にわたってご紹介します。
引用は山梨県環境科学研究所発行の
「日本一の火山 富士山」 荒巻重雄 太田美代 P48
http://www.yies.pref.yamanashi.jp/fujikazan/fujikazan.htm
なお、facebookのほうにも英語訳をつけて投稿しています。
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「富士山の生い立ち その1・先小御岳火山(せんこみたけかざん)」
富士山が誕生した正確な時期などはまだよくわかっていませんが、
現在の富士山の下に複数の火山が隠れていることがわかっています。
2001年から2004年の東京大学地震研究所が行ったボーリング調査で、
2001年から2004年の東京大学地震研究所が行ったボーリング調査で、
それまで一番初めに出来たとされていた小御岳(こみたけ)火山の下に、
また別の火山があることが明らかになりました。
それは先小御岳火山(せんこみたけかざん)と言って、
それは先小御岳火山(せんこみたけかざん)と言って、
10万年前~40万年前、愛鷹火山や箱根火山などが
活発に活動していたころに誕生したと推定されています。
先小御岳火山の活動は、火口から溶岩流を流し続け、
先小御岳火山の活動は、火口から溶岩流を流し続け、
活動の後期から末期にかけては大量の火山泥流を発生させたと見られています。