9月20日(土)に開催した、富士ビジターセンターの富士山ふるさと再発見講座の第5弾は、佐々木茂良さんを迎えて、『1200回目の富士登山』というテーマでお話を伺いました。佐々木茂良さんは、64歳から74歳の現在まで10年間ほとんど毎日富士登山をされている方です。マスコミにもたびたび登場し、著書『まいにち富士登山』が新潮社から好評発売中です
講座当日現在で、通算1228回の登頂をされています。世界遺産になってからの富士山の現状と提案や、登山のコツや、毎日富士山に登ることを決めた理由、10年の間毎日富士山登頂を続けたことによってご自身の内面がどう変わったか、富士登山を通じて人生を見直すことができるんだ、とたくさんのことを表情豊かに語ってくださいました。
1時間半の講義がほんとうにあっというまに終わってしまいました。まだまだ色々なお話を聞きたい、あれこれ質問してみたい、という参加者も多かったことと思います。
初めは誰からも不可能だと言われた毎日富士登山を10年も続けてこられた佐々木さんのビジターセンターでの講座の語録を少しだけご紹介します。
●山頂に行くためにはいやでも歩かなくてはならないように、やるべきことはしなければならない。
●山は畏敬の念を持って登り、回数はあとからついてくる。
●富士山が美しいのは何万年もの間、富士山が努力してきたから。
●富士山は答えをくれる場所。
●遅すぎると思っても、こうなりたいと思うならそのエネルギーを使わなければもったいない。
佐々木さんはこれからも機会があれば、大勢の人に伝えたいことがあるそうです。富士登山のテーマに係らず、講演会などの講師をお探しの方は、ぜひ佐々木さんに打診してみてください。