2015年09月09日

ワインを知ろう! ~新人職員のワイン学習②~ [やまなし観光推進機構]

ども、やまなし観光推進機構の矢崎です。

 

 

 

先日、日本ワインコンクールで金賞を取った

フジッコワイナリー

「フジクレール スパークリング甲州」

huzikko.jpg

を頂く機会がありました。

すっきりとした口当たりで、酒の弱い私でも、飲みやすいスパークリングでした。

価格は2,500円でちょっとお高めですが、

ネットでも購入できそうなので、ぜひ飲んでみてください。

 

  

  

  

  

 では、今回のワイン学習ですが

「シュール・リー」

について書きたいと思います。

  

  

   

  

県内の方でも、シュール・リーって何?という方が多いのではないでしょうか?

まず、言葉としての意味は、フランス語で「澱の上」という意味です。

 

  

澱の上ってことは、どういうことと思うますよね?

普通の製法でも、澱が出て、それを澱引きをします。

しかし、シュール・リーは、その澱を長期間残し、

びん詰まで醗酵タンクに貯酒するため、タンク移動を避けることにより、ブドウ酒と空気の接触が少なく、醗酵中に発現した香気成分が多く残り、フレッシュでフルーティな香味を残すことができます。

そして、澱が自己消化して、ブドウ酒に旨味を与え、豊かな味になること、特に甲州種の辛口には、官能的に苦味が少なくなります。

 
 

このシュール・リー製法は、シャトー・メルシャンが1983年に取り入れ、

今の甲州シュール・リーを作りだしました。

そして、すごいのが、このシュール・リー法を

特許を取らずに、他のワイナリーに伝えていきました(太っ腹)

こうして、世界でも認められる「甲州」種のワインができているのです。

  
 

てなわけで、

普通の製造方法をすっ飛ばしての

シュール・リーでした。

 
 

今回のワインコンクールでもシュール・リー法で作られたワインが金賞を取っています。

「こんな風に作っているんだ」

とちょっと思いながら、ワインを楽しんでいただければと思います。

 
 

 

ではまた③で

 

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