皆さんこんにちは。
富士・東部林務環境事務所の雨宮です。
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富士・東部地域の山といえば、富士山周辺を思い浮かべがちですが、大月・上野原・都留方面も魅力いっぱいな場所がたくさんあります。今日は国際交流員のケンドラさんとダニエラさんをお連れして、富士ではなく東部地域のおすすめスポットを紹介します。
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まずは大月方面から。意外と知る人も多い「矢立の杉」をみてきました。
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周囲よりひときわ大きい杉の大木で何か神聖なものを感じます。やはり存在感がありますね。甲州街道沿いの名所として江戸時代から有名だったそうですが、今でも必見のスポットです。
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続いて、矢立の杉から旧甲州街道を下って行きます。甲州街道といえば江戸時代の5街道の一つですが、静かな林道で自然散策にはぴったりです。昔はこの道を歩いて東京から山梨を抜けて京都のほうへ旅をしていたと聞いてイギリス人のケンドラさんは興味津々。
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しばらく行くと、かつて明治天皇が行幸された際に立ち寄られた民家跡があります。昔は大変名誉なことだったんですね。自然だけではなく、こういう歴史を感じさせるところがこのスポットの魅力ですね。
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次は上野原市にある檜尾根です。九十九折の坂道を車で抜けて山頂付近まで至ると、まるで緑のカーペットが尾根にかけられているような光景が目に飛び込んできます。
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常緑樹であるヒノキと落葉樹のコントラストが本当に美しい眺めです。
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付近をしばらく散策した後、市内に下りて、上野原市名物の酒まんじゅうをいただきました。アンまん、ミソまん、塩まんに加えて、ちょっと不思議な魚まんを購入。
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ブラジル人のダニエラさんによると「魚まんが一番美味しい!」とのこと。確かに美味しかったです。でもよく考えたら魚まんは最後の一個でした。きっとお店では魚まんが一番売れているんですね。
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最後は都留市にある鹿留川渓畔林です。鹿留川は川釣りをする人にはもう有名かもしれません。でも冬の鹿留川とその両岸の森林はとてもカラフルで目を見張るものがあり、風景も十分楽しめます。
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水も澄んでいて川の底がはっきり見えます。こんな小さな川でも山梨の自然はとても豊かだと感じますね。
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今日は森林を中心に大月・上野原・都留の素晴らしいスポットを紹介しました。そこには日本の原風景ともいえる豊かな自然があり、富士山だけではない山梨県の自然の魅力をたくさん伝えてくれました。
みなさんもぜひ訪ねてみて下さいね。
今回一緒に行ってくれたケンドラさん、ダニエラさんの感想はこちら。
http://yamanashikokusai.blogspot.jp/2016/12/forest-adventure-otsuki-uenohara-and.html