こんにちは。やまなしブランド推進PTの小佐野です。
夏の最後の思い出づくりに、甲府市最北の黒平町にあるアウトドア施設「マウントピア黒平」にキャンプに行ってきました。サービスがとても充実しており、アウトドアにあまり馴染みのない方でも気軽に楽しめる施設となっていますので、紹介したいと思います。
マウントピア黒平は、昇仙峡、荒川ダムをさらに北上した先にある大自然の中のキャンプ場です。甲府の中心街からは車で1時間弱。街中の喧噪を忘れるには充分で、かつ車に飽きた子どもがチャイルドシートからの脱出を画策するまでには、まだ幾分余裕があるちょうどよい時間といったところです。
途中、昇仙峡の絶景を横目にひたすら北上します。日中は昇仙峡を観光し、夜はキャンプ、という日程もいいかもしれません。
天気のよさも相まって、最高の景色です。
さて、昇仙峡から20分ほどで到着です。
車から出ると、まず空気の違いを感じました。
それもそのはず、ここは標高1,000mの高地。季節柄、日差しの強さは感じるものの、ジメジメとまとわりつくような暑さは皆無です。
いやおうにもテンションが上がるというもの。しかし、親は常に冷静でなくてはなりません。沸き立つ感情を抑え、嫌がる子どもに虫除けスプレーを吹き付け、日焼け止めを塗りたくらなくては、その後の「かゆい~!いたい~!帰る~!」に少なくとも30分は付き合わなくてはなりません。
さて、準備ができたら、さっそくキャンプ場内を流れている小川で水遊びです。浅く、流れが緩やかな優しい川ですが、水はかなり冷たいので、子どもが鼻をすすり始めたらすぐに川から引き上げましょう。キャンプを中断し、機嫌の悪い子どもを馴染みの小児科へ連れて行かなければならない事態はなるべく避けたいところです。
カニさんいるかな~?(・・・いませんでした)
夕食はやっぱりバーベキューといきたいですよね。マウントピア黒平では、バーベキュー用品類の貸し出しや、バーベキュー棟がありますので、これらを活用することで手軽にバーベキューを楽しむことができます。
そうはいってもバーベキューは準備が大変!荷物もかさばる!そういうときは、無理せず管理棟にあるレストランを利用しましょう。レストランには、ほうとう、そば、ピザやアイスクリームなどが用意されています。ちなみに、ほうとうはかつて調理が簡便な優れた陣中食であったそうですが、時代を経た現代の我が家においては、優れた離乳食として活躍しています。
自然の中でのバーベキューはやっぱり格別です。(直火は禁止)
キャンプといえばテント泊ですが、小さい子どもがいる場合はちょっと難しいところ。その点、マウントピア黒平では、トイレやキッチン完備のコテージがあり、また、コテージ宿泊者は管理棟にあるお風呂が使えますので、小さな子どもがいる場合やアウトドアに苦手意識がある人にはぴったりの施設です。
今回はコテージ組とテント組に分かれて宿泊しました。(左奥が施設のコテージ)
森中の葉と葉がすれ合う音、川のせせらぎや虫の鳴き声といった大自然のhealing soundに包まれて眠りにつきます。これこそキャンプの醍醐味といったところでしょうか。初めてのテント泊で興奮した子どもの絶叫に近いはしゃぎ声に、soundは跡形もなくかき消されてしまいましたが、喜んでいるのでよしとしましょう。
いい思い出になりました。
キャンプだからと気負わずに、施設のサービスを最大限活用することでアウトドアをもっと身近に感じることができると思います。その点、マウントピア黒平はもってこいの施設といえるでしょう。
これからの秋キャンプの季節、ぜひ一度行かれてみてはいかがでしょうか。
翌日は施設内のアスレチック広場で思いっきり遊びました。(古い携帯で撮ったため、画質はご容赦ください)
鼻をひんぱんにすすっていましたが、見なかったことにしました。