みなさんこんにちは。
富士・東部林務環境事務所の鈴木です。
今日は魅力ある森林スポット100選の中の一つ「松姫峠」を紹介します。
スポット位置QRコード
スマートフォンなどで読み取ることで、この場所の位置がわかります
https://goo.gl/maps/3HTF7ydnd8Q2
松姫峠は旧国道139号線の大月市と小菅村の境にあります。峠の名前の由来はその昔、織田信長の軍勢に追われた武田信玄の娘、松姫が越えたことから名付けられたそうです。
平成26年に松姫トンネルが開通してからは峠への道は国道139号線から外れ林道と村道になりました。旧国道の大月市側林道は通行止めなので、小菅村側の村道松姫線からアプローチをします。
紅葉のはじまった森の中のつづら折りのカーブを右に左に登り上げ、快晴の松姫峠に到着しました。
松姫峠からは南側の眺望がすばらしく、この日は冠雪した富士山が白く輝いて見えています。
天気が良いので、松姫峠から尾根上の登山道を西へ、大菩薩峠方面に向かって歩いて行きます。起伏があまりなく快適に歩けますので、ハイキングコースとしておすすめです。道の北側(小菅村側)は東京都の水源林が広がっています。
途中でお昼を食べながら4時間ほどかけて榧ノ尾(カヤノオ)山までやってきました。あと2時間ほど歩けば大菩薩峠ですが、車が松姫峠に置いてあるためここで引き返します。
歩いてきた道を引き返し松姫峠まで戻れたのは、山に美しい夕日が沈む頃でした。松姫峠からの尾根道は比較的歩きやすい道ですが、距離が長いので暗くならないうちに引き返すタイミングを見計らうのが肝心です。
車で小菅村の集落方面に向かう頃には、あたりはすっかり闇の中。明るい光に吸い寄せられるように道の駅こすげにやってきました。地元産の野菜等を売っているのですが、閉店間近でほとんど売り切れでした。次回はもっと早い時間に来てリベンジします。
しかし、遅い時間に来て良いこともありました。駐車場横のきれいなイルミネーションを楽しむことが出来たのです。
松姫峠や小菅村は、松姫トンネルの開通で非常にアクセスしやすくなりました。この魅力的な森林スポットにぜひおでかけください。
※「小菅村道松姫線」は通行規制がかかることもありますので、事前に小菅村のHP等で通行状況を調べてから訪れてください。
小菅村HP http://www.vill.kosuge.yamanashi.jp/