こんにちは、やまなしブランド推進プロジェクトチームのオビカネです。
ブログのネタを物色していたところ、
知人から、勝沼で宿泊営業をお休みしていたワイン民宿「鈴木園」が宿泊を再開したと聞いたので、
今回は、勝沼ぶどう郷駅からの勝沼の旅ということで、紹介していきたいと思います。
まずは、起点の勝沼ぶどう郷駅を出る前に、駅のすぐ隣にもおすすめスポットがあります。
大日影トンネル遊歩道と、トンネルワインカーブです。
現在の勝沼ぶどう郷駅の南側には、鉄道遺産記念公園が整備されており、
旧勝沼駅跡、かつて使われていた旧大日影トンネルが遊歩道になっており、当時の標識などがそのまま残してあり、
解説の表示板がついていたり、トンネルの中に地元の方が作った作品の展示や、
トンネルの歴史や設備の解説があるため、
鉄道ファンでなくとも、大人の社会科見学気分で散策できます。
そして、大日影トンネル遊歩道を抜けた先にある旧深沢トンネルは、
トンネル内の温度や湿度が安定していることを利用し、
トンネルワインカーブ(巨大なワインセラー)として整備されています。
電車での長旅のあと、ちょっと散策してリフレッシュしてみても良いかもしれません。(足元と、天井からの水滴に注意)
旧勝沼駅のプラットフォーム跡(大日影トンネル遊歩道側から勝沼ぶどう郷駅の方向を向いて撮影)
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大日影トンネル遊歩道の写真
入口 解説
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内部(ちょうど真ん中まで来たときに、距離標識がありました)
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そして、このトンネル遊歩道を抜けると、いったん地上に出ます。
トンネル出口(出たところで振り返って撮影) トンネルを出たあとの景色(正面がワインカーブ)
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ワインカーブの見学には、手前の案内所(茶色いレンガの建物)で申し込みをして入ります。
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ワインカーブの中は・・・・
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(入口から20mまで一般解放されています(その先は契約しているワイナリーや利用者のみ入れるそうです。))
さて、鉄道遺産記念公園とワインカーブを散策し、電車の中の座りっぱなしからリフレッシュできたところで、
勝沼ぶどう郷駅を出発します。
ここからの移動手段は、市営バスまたはタクシーとなります。
市営バス( http://www.city.koshu.yamanashi.jp/kurashi/koutsu/category/siminbasu ・
http://www.koshu-kankou.jp/access/bus.html )
市営バスには、通常の市民の足としてのルートのほか、
ぶどうコース・ワインコースなどの周遊コースが設定されているため、
観光にも便利です。(休日でも、周遊コースは割とバスの本数があります。)
タクシーについては、通常のタクシーのほか、例年10月~3月の間(土日祝)は、
ワインタクシー(要申込)が運行されており、ワイナリーなどを回る周遊ツアーや、
石和温泉駅との往復ルートが設定されています。(出発時間が決まっています。)
詳しくはコチラ( http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/event/wine-taxi.html )
どちらもおすすめですが、旅行の計画に合わせて選んでみてください。
ワイナリーをめぐりながら、宿で楽しみたいお気に入りのワインを仕入れて行くのがお勧めです。
勝沼の観光を楽しんだ後は、鈴木園へ
以前、ワイン民宿として営業していたのですが、都合により宿泊営業をお休みしていたところ、
マスターの息子さんが脱サラし、マスターと一緒に再開したそうです。
<地図>
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勝沼ぶどう郷駅からのアクセスは、
タクシーまたは、路線バス(ワインコース(系統)の山口園前下車、徒歩2~3分)となります。
鈴木園の外観
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駐車場もあります。
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レトロでおしゃれな建物とお部屋です。
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庭のぶどう棚や地下のワインセラー・ギャラリー、
暖炉の薪はぶどうの木の枝を剪定したものも使うなど
ワインとブドウにちなんだものがあちこちにみられます。
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鈴木園さんは、B&B(宿泊と朝食のみ)なので、夕食は勝沼の町へ繰り出すことになります。
勝沼の街中には、おいしいレストランや食事処がいくつもあるため、周辺の案内マップが用意されています。
また、温泉に入りたいという場合にはぶどうの丘にある「天空の湯」などもあります。
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鈴木園のパンフレット
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翌朝は宿でおいしい朝食が用意されています。
朝食をとったら、古くからある宿場町ゆえに、周辺には多くの史跡があるので周辺の観光もよし、
ワイナリー巡り二日目もよし、と、楽しみの選択肢がたくさんあります。
公共交通手段が県内としては比較的整っている地域のため、運転の心配がないのもよいところです。
とても雰囲気の良い宿ですので、忙しい日常の合間に、
のんびりと勝沼をぶらぶらする旅行もよいのではないでしょうか?