AOKIGAHARA JUKAI

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Award

樹海フォトコンテスト
結果発表

厳正なる審査の結果選ばれた
受賞作品を紹介します。

最優秀賞

「悠久の森」

吉岡 里美さん

太古の森を焼き尽くした溶岩の洞から天を仰ぐ。
そこには、溶岩に根を張り天に伸びる樹木が聳え、
透過した樹々の葉がさわさわと揺れていました。
その情景は、どれだけの時が流れても、喪失の過去があっても蘇り、
決して絶えることのない自然の営みを物語っていました。

審査員コメント

テラウチマサト

僕も青木ヶ原樹海の中を歩いたりしています。「屋久島の森と似ているな」とずっと思ってきた中で、なんで屋久島の森があんなに人気があって、樹海は忌み嫌われるんだろうと思っていました。しかしこの作品を見ると、青木ヶ原樹海はこんなに自然が深いところで、なおかつこの森の歴史的な成立過程が分かります。それを表現しており、樹海の森の特徴をよく表しているこの作品が最優秀賞にふさわしいと感じました。

高瀬 真奈

私は周囲の人たちに青木ヶ原樹海のことを説明するとき「溶岩の上に成り立つ森」という表現を使ってきました。それをとても感じられる作品で、とても惹かれる作品でした。また青木ヶ原樹海を散策し、ネイチャーガイドツアーに参加して写真を撮りたいと思わせてくれました。

靍田 圭吾

本当に神秘性を感じました。この溶岩の上に苔が生えているという、「これすごいじゃん」ということを思わせてくれました。神秘性というと、ダークなイメージがないことはないのでしょうけれども、そういうイメージよりも「やっぱりすごい」という、そういうものを写真から感じとれました。

山下 茂(富士河口湖観光連盟)

溶岩の上に苔や木が生えて森になっている、青木ヶ原樹海そのものを写したような作品だと感じました。原始的な場所、神秘的なものを感じたので、素晴らしい作品だと感じました。

テラウチマサト賞

「きらきら」

久保田 典子さん

蜘蛛の巣についた水滴。
僅かな木漏れ日を受け風に揺られる様はまるでシャンデリア。
薄暗い樹海の中で目を奪われました。

審査員コメント

テラウチマサト

自然の中にできるアート作品みたいな感じがして、写真としてもすごく上手です。こうやって青木ヶ原樹海の中にある自分しか見つけられないような面白さを見つけてくというのは、樹海が実は大人のディズニーランドじゃないか、という風にこの作品を見ていて感じました。

高瀬真奈賞

「樹海の中の富士山」

永井 翔瑛さん

ガイドさんとみつけた溶岩が富士山の形をしていました。

審査員コメント

高瀬 真奈

実際に「青木ヶ原樹海親子体験ツアー」に参加した時に、親御さん目線で見つけたものや子ども目線で見つけたもの、それぞれを親子で共有していて「あ、こんなものがあった」という発見と驚きが私の中にもたくさんありました。樹海をただ見たり、空気を吸ったりというだけではなくて、探した中での楽しさというのがすごく表現されているなと感じました。

靏田圭吾賞

「キセキのはじまり」

渡邊 泰子さん

富士山噴火口の1つ石塚噴火口が生み出した青木ヶ原樹海。
火口下から覗く緑・緑から漏れる陽の光と私たち。
噴火口の暗闇から見上げるこの景色は、自然の産物である樹海の生命と私たち人間の生命を
愛を持って未来に繋げて守らないといけないと目に焼きついた景色の1つである。

審査員コメント

靏田 圭吾

空気感というか、空気が上に抜けていくような構図で面白いと思います。自分も実際にここへは行ったことありますが、やっぱりあの下から覗いた時の「わーすごい!」という気持ちがストレートに出ていてとても素晴らしい作品だと感じたので選ばせていただきました。

靏田圭吾賞

「繋」

髙木 咲愛さん

人の命と自然の命の繋がり。
自然の中には1つも無駄なものがなく全てが助け合い支え合っている繋がり。

審査員コメント

山下 茂(富士河口湖観光連盟)

富士河口湖町観光連盟として、青木ヶ原樹海が悪いイメージの場所ではなく、家族や子供達と散策したり、様々な自然を学習できるところであるということで、観光の名所であることを再確認できる作品であると感じた。

主催者より

山梨県観光文化部観光振興課

この度は樹海フォトコンテストに、多くの作品をご応募いただきありがとうございました。惜しくも賞を逃した作品の中にも、それぞれの視点の樹海の美しさが存分に詰まった作品が多く見られました。
今回のフォトコンテストの受賞作品を見て、樹海に行ってみたいと思った方はぜひネイチャーガイドツアーに申し込んで、あなただけの樹海の美しさを見つけて貰えたら幸いです。この素晴らしい自然をぜひ後世にも残して行きましょう。
ネイチャーガイドさんが言っていた一言を最後に。
「自然の中にお邪魔させて貰っている気持ちを忘れずに。」

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