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冨士講の御焚き上げ(ふじこうのおたきあげ)

エリア:富士山・富士五湖

カテゴリ文化・歴史/文化財

冨士講の御焚き上げ1 独特の節回しで祈りの詞が続きます。

冨士講の御焚き上げ2 塩の上には線香でかたち作られた富士山。

冨士講の御焚き上げ3 お焚き上げの後、塩加持をする冨士講も。

冨士講の御焚き上げ4 行衣に朱印や版木を刷った布が縫い付けてありました。

冨士講の御焚き上げ5 立派な金剛杖とマネキです。

富士山を信仰の対象とし、いまも祈り続ける冨士講。開祖は長谷川角行。水場を好んで修行をされたそうです。その後、人はみな平等であると説いた食行身禄をはじめ、多くの指導者や弟子が生まれ、江戸時代には江戸八百八講と言われたほど。
その冨士講によるお焚き上げという祈り。講によっては占いの要素もあり、富士山や裾野で1年に数回、吉田胎内祭、山開き、鎮火大祭(通称:吉田の火祭り)などで行われています。
冨士講の修行の中に、胎内くぐりや内八海や御中道をめぐるものがあり、内八海の詞もとても興味深いです。
「第1番仙瑞 御手洗の龍神 ひと山の水はあらえの不老水 第2番山中 作薬の龍神 山中に湧きて諸作の薬水 ただこの水にたのみ助かん 第3番明見 明日見の龍神〜」と唱え、河口、西湖、精進、本栖、志比礼(いまは四尾連と書きますね)と続きます。独特の節があり、戦国時代から脈々と続いてきた時の長さ、深さを感じることができます。

基本情報

住所

富士吉田市

お問合せ先

名称

横須賀丸伊講(斉藤義次)

電話番号

0468-48-1498

記載されている情報は、2024年4月16日現在のものです。
記載内容は予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。
最新の情報は、各施設などに直接お問合せください。

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