ここから本文です。
更新日:2020年6月15日
ベジタリアンメニュー |
ヴィーガンメニュー |
マクロビメニュー |
グルテンフリー |
ムスリムフレンドリー |
多言語対応 |
〇 |
〇 |
|
|
〇 |
|
シーズンになると多くの人が押し寄せる北杜市小淵沢町にある「道の駅こぶちさわ」に、動物性食材を一切使用しないヴィーガンのパン屋さん「山のパン屋 桑の実」があります。
▲道の駅こぶちさわ
「山のパン屋 桑の実」は1999年に設立され、設立当初はハムやチーズなどの動物性食材を使っていたそうですが、ヴィーガン専門のパンに特化しようとしたきっかけは、2014年、山梨県が大雪の災害にあった年のことでした。この年、北杜市でも一晩に150㎝を超える記録的な大雪が降り、1週間近くはこの影響で山梨県全体が陸の孤島となったことは、まだ記憶に新しいことと思います。
オーナーの尾山さんも、この時期は店を閉めるしかなく、家の中にいる時間が長かった為、色々と考えることがあったと話します。当時、食肉用の家畜として飼育される動物達を育てる環境が劣悪であるという映像を見て、何とか自分たちで出来ることはないだろうかと考えました。そこでせめて、自分たちの職場であるパンを作る工程の中から動物性食材を使用しないということを決意します。
オーナーの尾山さんは、製パン以外にも、お店の経営や人事、材料の仕入れなど、ひとりで何役もこなしながら多忙な日々を送っていました。ハム、ウィンナー、チーズ、バターなどの動物性食材を使用するということは、それらを吟味し仕入れるという工程もあります。それらを使用しないことによって、結果としてその材料仕入の面でも考えることが一つ減ったと語ります。
しかしながら、動物性の食材を使用しないということは、それに代用するものを作るという事でもあり、「山のパン屋 桑の実」で作られるパンはとても手間がかかっています。
豆乳から自家製マヨネーズを作り、お肉の代わりに大豆を蒸してつぶし、お肉の代用となるものを作っています。使用される大豆も山梨県産の大豆を使用しています。大きな大豆ハンバーグを挟んだ大豆バーガーはかなりボリュームもあり食べ応えがあります。
▲大豆バーガー(税込400円)
その他、季節の野菜を使ったパンも多く、これらの野菜は同じ敷地内にある「道の駅こぶちさわ」から仕入れています。この道の駅では、地元の農家さんが新鮮な状態で運んでくれる高原野菜が多くあり、生産者の顔が見えて安心して良質な野菜が手に入りやすいという、材料仕入に関して恵まれた環境にあります。
また豆腐を生地に練り込んだカップケーキ、大豆を使ってスパイスから調合したカレーパン、ラム酒漬けのケーキなど種類も豊富です。
特におすすめは「塩だけ食パン」です。砂糖や油を使用せず、小麦粉と塩だけで作ったシンプルなパンです。意外にも男性のお客様のファンも多いといいます。
▲塩だけ食パン(1斤 税込360円)
また、ココアペーストを練りこんだ「ココアリッチ」も甘さ控えめで人気があります。
▲ココアリッチ(1切 税込240円)
「山のパン屋 桑の実」のパンには、自分たちで育てた自家製酵母種が使われています。
ベジタリアン、ヴィーガンの方には安心して召し上がっていただけるパン屋さんですが、ラム酒漬けなどの一部のメニューを除いてはアルコール系の調味料を使用していないパンも多くありますので、ムスリムフレンドリーでもあります。
小淵沢にお越しの際は、100%植物性の材料で作られた「桑の実」のパンを是非ご賞味ください。
施設情報
Related facility
山のパン屋 桑の実
|
ホーム > オールヴィーガンのパン屋さん 「山のパン屋 桑の実」