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更新日:2021年1月28日
清里高原を代表する観光地「萌木の村」。ここに位置するクラシックホテル「ハット・ウォールデン」の中に、知る人ぞ知る本格バー「Bar Perch」はあります。ここでしか飲めない稀少なウィスキーを求めて国内のみならず海外からも人が訪れるバーです。今回は森の中に佇むちょっと贅沢な時間を味わえる「Bar Perch」をご紹介いたします。
Bar Perchでは、地元北杜市白州町で蒸溜されるサントリーウィスキー「白州」をはじめ、国内外を問わず500種類を超えるウィスキーやカクテルを楽しめますが、このバーを訪れるほとんどの方は、萌木の村オリジナルである「清里フィールドバレエウィスキー」を目指して来ていると言っても過言ではないでしょう。
清里フィールドバレエは、毎年夏にこの萌木の村の中にある屋外ステージで開催される野外バレエ公演です。昨年で第31回目を迎え、清里の夏の風物詩でもあります。この時期になると、清里には毎年多くのバレエファンたちで賑わいます、またバレリーナにとってもこのフィールドバレエは憧れのステージなのだそうです。
▲清里フィールドバレエの様子
「清里フィールドバレエ」のウィスキーは、このバレエ公演をイメージしてブレンドされたものです。第25回開催を記念して、名誉チーフブレンダーである興水精一氏がブレンドしたオリジナルウィスキーから始まり、そこから毎年ブレンドされています。
輿水氏は、サントリーを代表するウィスキー、「響」「山崎」そして「白州」の最後の味を決めるチーフブレンダーであり、輿水氏が甲府市出身であるという縁もあり、定年をされる最後の作品としてこの「清里フィールドバレエ」のウィスキーを手掛けました。
▲清里フィールドバレエ25th 記念ウイスキー
清里フィールドバレエ誕生の年である1990年に蒸溜したモルト原酒「白州25年」を90%使い、そしてバレリーナが躍る優雅な様子を表現するために、「山崎50年」の原酒も使われ、300本限定で造られました。価値としても非常に高いウィスキーです。2014年にリリースされ、その後数々の賞を受賞し、このウィスキーを求めて海外からも人が来るようになってきました。
▲25th記念ウイスキーが「Best Japanese Blended Whiskey of the Year 2014」を受賞
これがきっかけとなり、このストーリーを継承していきたいと、現在世界中のウィスキーマニア垂涎の的であるイチローズモルトこと埼玉県にある「ベンチャーウィスキー秩父蒸溜所」が第26回から29回のフィールドバレエのウィスキーを手掛けていきます。
2019年、香港のオークションで、日本で醸造されたトランプの絵柄54枚が描かれた「カードシリーズ」のウィスキー54本セットが、なんと1億円で落札され、和製ウィスキー最高額となったというニュースがあったのはご存じでしょうか?これがきっかけとなり世界での和製ウィスキーの価値が上がり、世界の投資家たちが買いあさるようになったため、現在では日本のウィスキーは手に入りにくくなったと言われています。そしてこの「カードシリーズ」を造ったのが「イチローズモルト」です。
この「イチローズモルト」が持っている古い原酒を使って造られたのがフィールドバレエ26回から29回にかけてのウィスキーです。
▲清里フィールドバレエ 26th~29th 記念ウイスキー
そして清里フィールドバレエ30周年となった2019年には、サントリー白州30年と白州32年をブレンドして、世界15本限定のオリジナルウィスキーがサントリーからリリースされました。
非常に希少価値が高いこの30周年記念ウィスキーは、このBar Perchでしか飲むことができません。
▲清里フィールドバレエ 30th記念ウイスキー
そしてこのフィールドバレーシリーズが全て揃っているのもこのBar Perchのみです。
清里フィールドバレエ25th 記念ウィスキー 30ml 18,000円 (税別)
清里フィールドバレエ30th 記念ウィスキー 30ml 50,000円(税別)
26th~29thの清里フィールドバレエ飲み比べセット 14,000円(税別)
森の中の静かな空間で、暖炉の火を眺めながら、極上のウィスキーを味わう。そんな贅沢なひと時を過ごしに、八ヶ岳にお越しの際は「Bar Perch」に足を運んで見てください。
カクテルコンペティションで優勝経験のあるバーテンダーが作るカクテルもまたおすすめです。
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ホーム > 伝説のウィスキーを堪能する「Bar Perch」