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更新日:2023年9月6日
2023年10月27日(金)~29日(日)に開催される『信玄公祭り』。今年で第50回の節目を迎えるにあたり、『信玄公祭り』の題字を書道家・大橋洋之さんに書いていただきました。信玄公祭りの顔となる題字に込めた想いを聞きました。
大橋洋之さんは、本年度、日展審査員に選任され、読売書法会常任理事や、山梨県を中心に全国各地で活動している書道団体・玄遠書道会会長などを務めています。玄遠書道会は、祖父である初代会長大橋堯山氏が昭和25年に創設。昭和49年、第二代会長に父の大橋南郭氏が就任し、令和元年より大橋洋之さんが第三代会長に就任しました。
祖父の大橋堯山氏が昭和11年に興した席書き大会は、今や県内外から約1万人が参加する県下最大の歴史ある書道大会となり、大会運営委員長として先達の熱い思いを受け継いでいます。また、市川三郷町「神明の花火」大会の題字や、甲府駅の駅名標なども手掛け、山梨の書道及び書道教育の普及・発展に尽力されています。
信玄公祭り実行委員会では、第50回の節目に大橋さんへ題字の揮毫をお願いしました。題字を配置したポスターがこちらです。
「第50回信玄公祭りポスター」信玄公祭りの題字揮毫:大橋洋之さん
『信玄公祭り』の題字に込めた想いを大橋さんに伺いました。
「地元の誇りである武田信玄公を顕彰する『信玄公祭り』の、第50回という記念回に題字を書かせていただき誠に光栄です。
信玄公は、勇壮で威風堂々として猛々しいイメージだけでなく、漢詩や和歌、茶道などへの造詣も深く、知的さの両方を併せ持った人物であり、そのイメージを表しました。
また、第50回の武田信玄公役である冨永愛さんは、凛とした美しさ、カッコ良さがある方なので、題字とイメージが合うのではないかと思います。」
信玄公祭りの題字は、ポスターだけでなく、公式ガイドブックや、甲府駅の横断幕、スタッフジャンパーなど、様々なところで見る機会がありますので、ぜひ注目してみてください!
大橋さんの書から信玄公のイメージを感じ、戦国時代に思いを馳せてみませんか。
大橋さんの作品を一部ですが、ご紹介します。
令和4年 第9回日展「石爲身」
令和5年 第13回山梨書作家展「蘭飛馨」
令和5年 第39回読売書法展「登臨」
令和5年 第51回日本の書展「驚心動魄」
1962年 山梨県甲府市生まれ
<パブリックコレクション>
「信玄公祭り」は山梨が誇る戦国武将・武田信玄公の遺徳を偲び、甲府駅周辺や舞鶴城公園を会場に例年開催されているお祭りです。メインイベントの「甲州軍団出陣」は、県内各地から1,000名を超える戦国武者姿の軍勢が舞鶴城公園に集結し、川中島に向け出陣する様子を再現します。華麗ななかにも勇ましい一大戦国絵巻がくりひろげられます。
第50回は、武田信玄役にモデル・俳優の冨永愛さん、山本勘助役は俳優の 白須 慶子さんが務めます。
開催日:2023年10月27日(金)~29日(日) |