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更新日:2022年8月5日
首都圏から約90分のアクセスで、「日帰りで子どもと気軽にお出かけできる」と人気の山梨は、ぶどうの収穫量が日本一。
山梨でぶどう狩りを楽しむなら、歴史あるワイナリーや人気のぬくもり溢れるカフェにも注目です!今回は、ぶどう×ワイン、ぶどう×ワイン宿、ぶどう×カフェなど多様な山梨のぶどう狩りをご案内します。夏休み後半の思い出作りに、大人も子どもも楽しめるぶどう狩りにレッツトライ!
目次
安心してぶどう狩りを楽しんでいただけるように、山梨県の観光農園では新型コロナウイルス対策を行っています。「三つの密」を避けるために、定期的な外気の入れ替え、入場者数の管理、受付や会計の際に距離を保つ等の対策を行っています。また、園内の消毒や手洗いなどの手指衛生、スタッフのマスク着用、近距離や大声での会話を避けるなど気をつけています。萩原フルーツ農園のように、来園時には検温を実施している農園も。ここでは、ドアノブや脚立などお客様の触る部分を定期的に消毒、ぶどうの種を各自のビニール袋に入れるなどの対策も行っています。
また、今年は休業しているところや予約の方のみという農園もありますので、事前に施設にお問い合わせください。
下記が対策例です。
受付・会計場所ではソーシャルディスタンスを確保
消毒薬設置
ドアノブやテーブル等、手が触れやすい場所の消毒
入場者数の検温・健康チェック
皆で感染症拡大を防止するためにも、来園される方もマスクの着用や、手指の消毒、健康状態に気を付けて頂きフルーツ狩りを楽しみましょう。
この時期のぶどう狩りには多くの観光客が訪れ、採れたての美味しいぶどうを沢山食べていきます。山梨には多くのぶどう園があり、園によって以下のようにぶどう狩りのシステムが異なります。訪れる前にあらかじめ調べておくがおすすめです。また、誰と行くかや目的などによって、ぶどう狩り施設を選ぶときのチェックポイントについてもご紹介します。
人気のシャインマスカットは少し黄色味がかっているのがおいしい!
切る時は軸をしっかり持って。軸は長めに残して切るのが日持ちさせるコツ
山梨のぶどうは8~10月が旬。品種によって食べ頃が異なり、デラウェア(7月下旬~8月中旬頃)、巨峰(8月上旬~9月下旬頃)、ピオーネ(8月下旬~9月下旬頃)、甲斐路(9月上旬~10月中旬頃)、甲州(9月中旬~10月下旬頃)などで、大人気のシャインマスカットは(8月下旬~9月下旬頃)です。
おいしいぶどうを見極めるには、色と実をチェック!ぶどう本来の色がしっかり出ていて、ハリのある実がベストです。ぶどうは、房の上の方が糖度が高いので甘いです。お好みによって食べ方を工夫してみてください。また、ぶどうの中で巨峰や甲斐路などは、種を包丁で切ると「山」の文字が現れます。食べる時に試してみてください。
保存は常温で、そして、食べる前に1時間ほど冷やすとおいしくいただけます。なお、粒単位で冷蔵庫に保存する場合は、軸から実だけをもいでしまわず、軸を少し残して切ったほうが、実が傷まずに長持ちします。
ぶどう狩りに行くときは、畑が土なので、スニーカーなどの歩きやすい靴を選びましょう。また、虫除けスプレーがあると安心です。
ぶどうの種の中に「山」の文字
スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです
山梨のフルーツ狩り施設は「フルーツ王国やまなし 観光果実園ネット」で検索してください。
「フルーツ狩りガイド」はこちら(PDF:14,416KB)からダウンロードしてください。
勝沼にある「久保田園」は、砂利敷の駐車場の上にもぶどう棚が広がり、売店・遊具・試食・休憩スペースが並ぶ奥には広いぶどう畑があります。こちらのぶどう狩りは、採ったぶどうの重さで料金が決まる量り売りタイプ。子どもが食べられる量に合わせて収穫できます。ぶどうの品種はなんと40種類以上!無料の試食ができて、採るぶどうの品種を選ぶことができます。ここはぶどう狩りをせずに購入することも可能です。初めて目にするぶどうもあって、ワクワクしますね。
無料の試食で、まずは好みのぶどうを見つけて
「低めの台に乗ったら、ぼくにもとれるよ」
ぶどう棚は低い位置にあり、子どもでも低めの台に乗って十分手が届きます。緑の天井からもれる光が眩しい!園内には子どもたちが遊べる遊具や卓球台が!(一部の遊具は現在閉鎖中です)ぶどう狩りに飽きちゃったらちょっと気分転換。お父さん、お母さんもホッと一息。
新設されたバリアフリーの多目的トイレには、おむつ交換台や補助便座も設置され、清潔感あるスペースです。
10月の閉園セールでは、園内にあるぶどう全種のカゴ詰め放題を実施。閉園セールの期間は、1日ないしは2日間限定となりますので、お見逃しなく!詳細は「久保田園」のサイトでご確認ください。
「たくさんぶどうをとった後は、ブランコであそぼ!」
園主も動物が大好き、ペットも入園できます
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「まるき葡萄酒」は現存する日本最古のワイナリー。ワイナリーツアーでは、仕込み場、醸造場、樽貯蔵庫、地下貯蔵庫、圃場など、醸造過程を見学でき、こだわりのワイン造りに触れられます。「まるき葡萄酒」では、お客様に安心して食べていただけるように、不耕起草生栽培でぶどうの木の生命力を高め、必要最低限の農薬でぶどうを栽培しています。
大きなタンクが並ぶタンク貯蔵庫
地下貯蔵庫には古いワインがいっぱい。
キラキラ光る石(酒石)が見つかることも
畑には羊が放牧されており、雑草を羊に食べさせ、糞をそのまま肥料に使うことで、循環型のブドウ栽培を行っています。草を食べる羊の姿に癒され、親子で楽しめる場所となっています。ブティック2階には絶景を一望できるテラスとくつろぎの空間が。眼前に広がる甲府盆地をみながらひと休みもおすすめです。ツアーではテイスティングも可能。気に入ったワインはブティックでの購入することができます。
「この羊さんたちが雑草を食べてくれて、肥料にしてくれるんだって」
絶景を一望できるテラスとくつろぎの空間でひと休み
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そろそろゆっくりしたい、そんなぶどう狩り後半にオススメなのが、古民家をカフェに改修した「つぐら舎」。ここではぶどうのパンケーキ、ぶどうジュースなど、ぶどうを使ったメニューが楽しめます。インテリアにアンティークを取り入れた優しい空間では穏やかな時間が流れます。
とっても雰囲気のよい「つぐら舎」。中でゆっくりできます
素敵なカフェで大人になった気分!季節でメニューが変わります
つぐら舎から続く全長100mのぶどうトンネルの奥には、ぶどう狩りができる民宿「川口園」があります。新型コロナウィルスの感染症対策もしっかり行われており、やまなしグリーン・ゾーン認証施設になります。ぶどう狩りは量り売りシステムで宿泊のお客様には割引特典も。自園のぶどう100%のワインの他、甲州・勝沼エリアのワインも取り揃えています。部屋からはぶどう棚、山梨の山並みが一望でき、テラスでは、風を感じながらBBQをすることができます。また、天井に古木の梁をあしらった木のぬくもりが感じられる食堂では、甲州富士桜ポークを使用した鉄板焼きをワインと一緒に楽しめます。
この辺りには徒歩で行けるワイナリーが多々あり、新酒の時期にはワイン好きのリピーターのお客さんが多く訪れます。ぶどう狩り、ワイナリー、カフェ巡りを楽しんだ後にそのまま宿泊もして、贅沢な1日が過ごせます。
お部屋からもぶどう畑がたくさん見える「川口園」
食堂と屋根付きのBBQテラス。リラックスして食事が楽しめます
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「冷たくてきもちいい~♪カヌー体験もできるんだよ」
東京ドーム約11個分という広さを持つ公園で、園内には、ふわふわドームも楽しめる芝生広場やカヌー場、バーベキュー場などさまざまな施設があり、1日中家族で楽しめます。切り絵を扱った「富士川・切り絵の森美術館」、さまざまなクラフト体験ができる交流の場「道の駅みのぶ」、フレンチレストランなど、大人も子どもも楽しめる場所です。
親水池、尾白川堰堤の美しい渓流での水遊び、キャンプ場、森の宿泊館での宿泊、森のBBQ広場、さらには温泉施設まであり、山の自然を体験することができます。夏はニジマスを自分で捕まえて、自分で焼いて食べる「ニジマスのつかみ取り」がおすすめ。自然の中でしかできない体験が揃っています。
左:森林浴にぴったりの森の回廊
右:川遊びができる尾白川堰堤
富士山を見ながら絶叫系アトラクションに挑戦!
山梨の遊園地といえばここ。世界一の回転数を誇る大型コースター「ええじゃないか」はじめ、絶叫系マシーンで有名ですが、大人も子どもも一緒になってはしゃいで遊べるアトラクションもいっぱいです。「トーマスランド」や「リサとガスパールタウン」などテーマパークも人気。そして、2021年夏には、大人気コースター「FUJIYAMA」から見る富士山の絶景をコースターに乗らずに見ることができる「FUJIYAMAタワー」が、2022年夏にはその展望デッキから一気に滑り降りる日本最長のチューブ型スライダー「FUJIYAMAスライダー」オープン。進化し続ける富士急ハイランドで富士山の絶景を楽しみながら非日常な思い出を!
日本三奇祭の一つであり、国指定重要無形民俗文化財でもある「吉田の火祭り・すすき祭り」は、北口本宮冨士浅間神社と境内社諏訪神社の両社の秋祭りで、富士山のお山じまいの祭りでもあります。例年、8月26日の鎮火祭、8月27日すすき祭りが行われます。鎮火祭では、高さ3メートルの筍形に結い上げられた大松明約70本に火がともり、その光景は美しく圧巻です。
70本以上のたいまつに火がついた光景は圧巻
山梨県では8月いっぱいなら、ぶどう狩りとともに桃狩りも楽しむことができます。フルーツ王国の山梨に来たら、おいしい果物をたくさん食べないと損!農園ではぶどうを購入することもできるので、人気のシャインマスカットをお土産にしたらきっと喜ばれそう。ぶどう狩りとともにワインやスイーツ、BBQ、多くの観光スポットが回れる山梨で最高の夏の思い出をつくりましょう。