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更新日:2024年1月15日
澄んだ夜空を飾る冬花火は、山梨の風物詩です。ロマンチックな冬花火鑑賞は、デートにもぴったり、ドライブでのお出かけにもおすすめです。富士山との競演を楽しめる河口湖冬花火の魅力と鑑賞のコツを紹介します。
2月に開催される「石和温泉冬花火〜笛吹川の舞〜」は、内閣総理大臣賞を取ったこともある華麗な大花火が打ち上がります。笛吹川河川敷沿いが観覧会場で、最寄り駅の「石和温泉」までは、新宿からJR中央本線特急利用で約100分、車で約80分。観覧会場の笛吹市役所前ではあったかなお汁粉や甘酒のふるまいもあり、おもてなしが嬉しい、冬花火を楽しめる穴場です。
石和温泉には多数の温泉旅館があり、庭園が有名な「銘石の宿 かげつ」など花火大会会場まで送迎サービスのある旅館もあるので、ぜひ利用を。また、露天風呂から花火が見える「富士野屋夕亭」はじめ「ホテル甲子園」「花いさわ」など花火が見える宿も。美しい冬の夜空を楽しんでから、冷えた体を温泉であっためてほっこり。温泉と花火会場が近い石和温泉冬花火ならではです。
冬花火と同時期に楽しめるのがロマンチックな笛吹川のイルミネーション。2019年12月1日(日曜日)〜2020年2月29日(日曜日)の期間は、温泉宿が並ぶ笛吹川沿いのさくら温泉通りが夜になると幻想的な青いイルミネーションに包まれます。花火とあわせて冬の石和温泉の魅力です。
日本ワインの生産量日本一のワイン県山梨。石和温泉駅の観光案内所にはなんとワインサーバーがあり、近辺にもワイナリーが点在。この駅の観光案内所では、なんと無料で自転車を貸してくれます。笛吹地区や足を伸ばして勝沼地区のワイナリーを巡って試飲をするなら、ワインタクシーの利用が便利。
タクシー1台(4名定員)につき10,000円(税込)/2時間貸切 延長30分ごとに2,500円(税込)
ピンクの看板のところが石和温泉駅の観光案内所
ワインサーバー
樽から試飲の蛇口が出ているマルス山梨ワイナリーは博物館もあって無料で見学ができたり、登録有形文化財の石蔵発酵槽のあるルミエールワイナリーなど、ワイナリー巡りはワイン好きにはたまりません。また、赤ワインエキスが入った天然温泉のワイン風呂がある「ホテル八田」やBYO (Bring Your Own;ワイン持ち込み可)のレストランや宿があるのもワイナリーの多いこのエリアならではです。
ホテル八田のワイン風呂
マルス山梨ワイナリー:樽に試飲用の蛇口があります
20分間に約2,000発もの花火が上がる「河口湖冬花火」。澄み切った夜空を彩る花火は、風のなく穏やかな湖面のときに、河口湖に移る「逆さ花火」や夜景に浮かび上がる富士山のシルエットと花火のコラボは、河口湖冬花火ならではの魅力です。河口湖周辺には多数の宿もあり、ゆっくり滞在しての冬花火鑑賞もおすすめです。
まず、花火が打ち上がる以下の3か所のポイントでは迫力ある花火が楽しめます。
河口湖の南岸に広がる大池公園は、打ち上げポイントでメイン会場。花火を一番近くから見ることが出来るので迫力も一番。屋台なども出て華やかに楽しめます。
河口湖に突き出た溶岩・畳岩。駐車場の脇から花火があがり、大池メイン会場の湖上花火とのコラボレーションが楽しめます。
建物がない八木崎公園は、視界が開けているところで座ってゆったりと花火を見ることができます。自販機やトイレもあり。
会場の場所はこちら〈 GoogleMapを開く(外部リンク) 〉
富士山パノラマロープウェイで登った山頂からの冬花火
また、山梨ならではの夜景に浮かぶ富士山と花火のコラボレーションを楽しむなら、河口湖大橋のたもとで逆さ富士や富士山の絶景が見られることで知られる「産屋ヶ崎」。また、太宰治の名作「カチカチ山」の舞台だと言われている天上山に上る「河口湖~ 富士山パノラマロープウェイ」で花火を高見の見物という手も。