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更新日:2020年3月17日

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【ツアーレポート】冬のいいじゃん北杜市ツアー

【いい旅やまなしナビツアーvol.4】
 宝島社「田舎暮らしの本」2020年版第8回住みたい田舎ベストランキングの小さなまち部門総合2位に輝いた山梨県北杜市。都心からのアクセスの良さや豊かな自然など、多くの魅力があり、老若男女幅広い世代から支持されています。

 今回のツアーでは「しごと」をテーマに市内の施設や企業を周り、北杜市でのお仕事や働き方について社員の方々からお話を聞きました。
 ランチタイムでは、地元の美味しい野菜たっぷりのお食事を食べた後、北杜市に移住した先輩方との交流会を実施しました。
 ツアーの最後には、子育て世代に人気の高い子育て支援住宅を視察しました。
 
 まず当日のスケジュールからご案内いたします。

【スケジュール】
9:30  長坂総合支所 集合・出発
10:10~11:30 サントリー天然水 南アルプス白州工場
12:00~13:50 ハーベストテラス八ヶ岳 (昼食・交流会)
14:15~14:45 セラヴィリゾート泉郷
15:30~15:45  子育て支援住宅大泉団地
16:00 長坂総合支所 到着・解散

午前9時30分に北杜市長坂総合支所に集合。
当日の気温は4℃。八ヶ岳から吹き込む「八ヶ岳おろし」が参加者を歓迎します。
風が強いため、より寒く感じます。
今回の参加者の中には、関西地方からの参加者もおり、この気温には驚いたのではないかと思います。

皆様には寒い中、時間通りにご集合いただき、ツアーは開始しました。

 

サントリー天然水 南アルプス白州工場

ツアーの初めは天然水工場の見学です。
北杜市には三分一湧水、大滝湧水のある八ヶ岳南麓高原湧水群、金峰山・瑞牆山源流、そして白州・尾白川の3つの名水百選があり、天然水工場は、白州・尾白川の近くにあります。

東京ドーム17個分の広大な敷地を持つ工場には、豊かな森が整備されており四季折々の景色が楽しめます。
敷地内にはウイスキー博物館、レストランもあり、じっくりゆっくり北杜の自然を楽しむにはぴったりの場所です。
また、ウイスキーを製造する蒸留所も同じ敷地にあり、シングルモルトウイスキー「白州」もここで作られています。

今回はお酒ではなく天然水工場の見学。私たちが普段手にしているペットボトルの天然水はどのように作られているのか?といったお話をパネルなどを使ってご案内していただきました。 

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▲工場見学ガイドのとてもわかりやすい説明。

 

 

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 ▲広大な敷地。季節によって雰囲気が異なります。外のひんやりした空気が心地よいです。

 

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 ▲ツアーの最後にはお水の試飲です。長い時間をかけてできた天然水。勉強した後だとお水の味がいつもと違います。 
 
 

 

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 ▲今回は「仕事」をテーマにした特別プラン。工場見学ガイドのお仕事についてもご紹介いただきました。
  お仕事に興味を持った人もいたのではないでしょうか。

 

 

  
  ランチ(ハーベストテラス八ヶ岳)
 2018年にオープンしたハーベストテラス八ヶ岳。小淵沢町にある採れたて新鮮野菜が美味しく食べられる体験型農園レストランです。レストランのテラスからは、甲斐駒ヶ岳が見えるとても開放的な場所でのランチです。

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 ▲ランチはオリジナルプレートランチ。北杜市産の野菜をふんだんに使ったランチで、美味しくいただきました。

 

 

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 ▲皆さんお食事を楽しんでいます。お食事と店内の雰囲気がマッチして贅沢な感じです。
 

 

 移住者との交流会(ハーベストスタジオ)
 ランチの後は同施設内にあるスタジオに舞台を移して、先輩移住者との交流会です。
 この交流会では、3組の先輩移住者から北杜市に移住するきっかけや北杜市に移住してきて困ったこと、北杜市の好きなところなど、それぞれの立場からお話しいただきました。


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 一組目は國保さんご家族。
 旦那様、奥様と3人のお子様の5人家族。北杜市に来る前は大都会東京にお住まい。
 移住のきっかけは、旦那さまの実家が北杜市にあったこと。こんなところで子育てができたらいいなと思っていたようです。そんな國保さん、北杜市に来て驚いたことがありました。
 

〇北杜市で生活してみて驚いたこと
 それはゴミ出しの時間が決まっていること。以前のお住まいは、東京のマンション。24時間ゴミ出しができたので、北杜市に引っ越してきて戸惑いがあったとか。
 また、東京では私立の幼稚園に通い、月10数万円を払っていました。今は北杜市の公立保育園に通い、月数千円。

 ちょっと不便だな、と感じるところでは、病院の予約がスマホでできないこと。東京に住んでいるときにはスマホで予約。時間になったら、病院に行くということをしていました。ですが、北杜市では対応している病院がありません。子供が具合悪くなったら朝早く、病院に順番を取りに行き、しばらく車で待機をすることも。
 それでも子供を育てて、生活するにはとても良い場所、今では北杜市が気に入っていると笑顔で話してくれました。
 

 

 二組目は、ハーベストテラス八ヶ岳で提供されている野菜をつくっている大塚さん
 30歳で小淵沢町に移住。東京下町の出身で小さい頃はお父さんの仕事の関係から六本木に住んでいたこともあるとか。移住のきっかけは、学生時代に知り合った奥様が北杜市小淵沢町の出身だったこと。最初は奥様のお父さんがされていた園芸の仕事のお手伝いしていたけれども、少しずつ、農業に幅を広げ、今では地域の方を取りまとめて、レストランに野菜を提供するほどまでになりました。
 

〇農業大学出身だから農業のプロ?
 農業大学出身の大塚さん。農大出身だから農業のプロなんでしょ?と聞かれることが多いとか。大学時代の専攻は造園で、農業は全くの素人。独学で勉強し、失敗を繰り返しながら10年以上やってきました。今では地域の人と協力して、13ヘクタール(東京ドーム約3個分)の土地を耕作するまでになっています。

〇地域の人とうまくコミュニケーションをとるコツは…
 北杜市にはそれぞれの地区に消防団という組織があります。地域の人達の協力によって成り立っている組織です。消防は消防署がやるものじゃないの?と疑問に思っていたようですが、地区の活動に参加することによって、地域の人とより良い関係を作っています。
  都会では「隣の人は何する人ぞ」、北杜市では、地区のみんなで協力して生活する。これがポイントなんだと話してくれました。
  
 北杜市に移住して10数年、北杜市のこの場所がとても気に入って、東京にいる友人に田舎暮らしをすすめるほどになっています。東京に戻りたいと思ったことはない、と力強い言葉で話してくれました。

 

 

 最後は、ハーベストテラス八ヶ岳のオーナー、藤田さんです。
 北杜市に別荘を持っており、何度も八ヶ岳に来ていたリピーターさんです。
 こんなところで住めたらいいな、こんなところでレストランができたらいいなという思いから、周りの協力もあり、本当にレストランをオープンするまでになりました。
 

〇お住まいは…北杜市と東京の2地域居住
 東京でもお仕事をされている藤田さん。東京と北杜市の2地域居住というスタイルです。週に何日かは東京に、残りの数日は北杜市に来るという生活を続けています。2時間あれば移動できるこの距離が気持ちを切り替えられるちょうどよい距離なのだそうです。

 また、このレストランの隣に併設されているスタジオは、奥様が希望したスタジオ。
 なんと奥様はフラダンスの先生。東京でもクラスを持っているので、北杜市には行けません!と言ったものの、東京のスタジオはビルの中。窓もなく、イメージ通りのレッスンができない。それなればと奥様の希望を叶えた、光が入る大きな窓と大きな鏡などを設置したイメージ通りのスタジオを作ってしまったのだとか。木のぬくもりが感じられるスタジオからは、大きな窓の向こうに南アルプスの雄大な山々が見渡せる絶景で、奥様も納得のスタジオになっています。今では、東京と北杜市とどちらにも生徒さんがおり、忙しい毎日を過ごしています。スタジオが開いているときには貸出しもしています。レストランとスタジオを貸切ってセミナーや企業のオリエンテーションで使うこともできます。
  
 
 

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 ▲皆さん輪になって真剣にお話を聞いています。

 

 交流会の後は、株式会社セラヴィリゾート泉郷に移動して、八ヶ岳の魅力、セラヴィリゾート泉郷のお仕事についてご紹介を頂きました。

 

 セラヴィリゾート泉郷

  八ヶ岳高原の南麓、標高1100メートルに位置するセラヴィリゾート泉郷。宿泊施設、別荘、コテージなどを運営しています。
  冬の夜空は星がキラキラと輝き、この施設からもしっかり見ることができます。時には流れ星も見えることも。
  また、夏は8月でも平均気温22度で昼間は心地よい乾いた風が吹き、夜はエアコンなしの快眠ができる場所にあります。

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  ▲アルパカも歓迎!

 

 

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  ▲八ヶ岳高原でのお仕事に皆さん真剣に耳を傾けています。

 

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     ▲ホテルスタッフなどの様々な職種をご紹介いただきました

 

 子育て支援住宅

 ツアーの最後は、子育て支援住宅の視察です。 
 北杜市の子育て支援住宅は”子育てにやさしい住まいとはなにか” ”どのような間取りや仕様・設備が子育てしやすいのか”など、子育てをしているママ・パパを対象にニーズ調査を行い、「ミキハウス子育て総研」の認定も受けています。住宅は、市内3か所(須玉町、大泉町、武川町)にあります。
 今回は、大泉町にある子育て支援住宅を視察しました。小学校は道路を渡って子供の足で徒歩5分。中学校は徒歩15分。図書館は住宅の目の前にありこのお部屋から建物が見えます。スーパーマーケットは徒歩10分の場所にあります。
 そのほか北杜市役所の支所や郵便局なども徒歩圏内にあり、子育て世代にはぴったりの場所です。
 また、子育て世代にご利用いただくということを目的としているため、家賃も安く設定されています。

  

 

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     ▲お部屋はとてもきれいです。各部屋と廊下との間は段差がないつくりになっています。

     

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   ▲窓の外には図書館が見えます。すぐそばです。

 

 子育て支援住宅の見学を終え、南アルプスの山々に日が沈んだところで、ツアーは終了です。

 解散前に、北杜市からご参加された方々へお米(3合)のプレゼントです。今回は、北杜市須玉町でお米を作っている高瀬さんにご協力いただきました。

 

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 このお米は、幻のお米「農林48号(のうりんよんじゅうはちごう)」通称ヨンパチと呼ばれ、病気に弱く育成に手間がかかる品種ですが、うまみ、粘り気があるとても人気のお米です。
 さらに高瀬さんちの合鴨農法米のすごいところは一般的に農薬と呼ばれている除草剤、殺虫剤を使わない点にあります。
 合鴨農法と言われる方法で、アイガモが稲の生長の妨げになる雑草や害虫を好んで食べます。またアイガモが水田を泳ぎ回ることで土がかき混ぜられ、根に酸素や栄養がまんべんなく行き届き、さらに糞尿が良き有機肥料となり、病気に強いじょうぶで健康な稲に育ちます。

 北杜市の名水と無農薬でつくるお米が美味しくないわけがありません!
 贅沢なプレゼントです。  

 

 最後に今回のツアーでご協力いただいた施設のご紹介です。

 

  

関連施設

サントリー天然水 南アルプス白州工場

山梨県北杜市白州町鳥原2913-1

電話番号:0551-35-2211

施設の詳細を見る(外部リンク)
Related facility

関連施設

ハーベストテラス八ヶ岳

山梨県北杜市小淵沢4869-1

電話番号:0551-36-8100

施設の詳細を見る(外部リンク)

 

 

関連施設

セラヴィリゾート泉郷

山梨県北杜市大泉町谷戸8741

電話番号:0551-38-2336

施設の詳細を見る(外部リンク)
Related facility

関連施設

子育て支援住宅

山梨県北杜市須玉町大豆生田961-1

電話番号:0551-42-1362(住宅課)

施設の詳細を見る(外部リンク)

 

Related facility

北杜市移住定住・しごと相談窓口

 

 

山梨県北杜市長坂町長坂上条2575-19(長坂総合支所内)

電話番号:0551-45-8282

施設の詳細を見る(外部リンク)

  ◯2020年2月実施 冬のいいじゃん北杜市ツアー募集案内
  募集チラシ(外部リンク)

 

 ◯2019年2月実施 北杜市田舎体験ツアー
  ツアーレポート(外部リンク)

  

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