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更新日:2022年8月8日
全国一の生産量を誇る山梨のぶどうの最盛期は8~10月。今からが旬なぶどうを使ったこの季節にぴったりな2品のレシピをご紹介。できるだけ火を使わず、手軽にお子さんと一緒でも楽しく作れるレシピです。ぜひご参考にしてみてください。
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「マリネ」は酢やレモン汁などで作る漬け汁に食材を浸す調理法。簡単でありながら本格的な味わいを楽しめる、前菜やおつまみにピッタリな料理です。今回は彩り豊かに山梨県産の巨峰とミニトマトを使用。ぶどうの甘味と酸味が爽やかな夏にぴったりなレシピです。
【材料と道具】
まず主役となるぶどうの皮を剥いていきます。剥いたぶどうの皮はマリネソース作りに使うので捨てずに取っておきましょう。
ミニトマトの湯剥きをする際は、お尻に楊枝で穴を開けておくとスムーズに皮を剥がすことができます。
皮を剥いたぶどうとミニトマトをボウルに入れます。
マリネソースの材料を混ぜ合わせ、先ほど剥いたぶどうの皮を絞って果汁を加えます。実と皮の間には濃いぶどうの風味がたっぷり。また皮を絞ることでソースが鮮やかな紫色になります。
先ほど皮を剥いたぶどう、ミニトマトをマリネソースにひたし、冷蔵庫で最低30分冷やしていきます。しっかり冷えているほどおいしく召し上がれます。
冷やしたぶどうとミニトマトを彩りよく交互に盛り付け、最後にひたしていたマリネソースをかけて完成。子どもはそのままで、大人はお好みでぶどうの上にディルを乗せ、甘味を抑えて食べるのもおすすめです。
次に、ぶどうのマリネをアレンジしたぶどうパスタのレシピをご紹介します。こちらも暑い時期にピッタリ!茹で時間わずか1分でできる、爽やかなマリネソースが香る冷製パスタです。
【材料】(一皿)
スパゲッティを茹でる前に2時間ほど塩水(水 280cc、塩小さじ1)につけておく。2時間経つとスパゲッティが水を吸って生麺のようにモチモチと柔らかくなります。スパゲッティを数皿分まとめて水にひたす場合、水と塩の量を増やしましょう。
水にひたしたスパゲッティを、塩を入れたお湯で1分間茹で、冷水にさらします。しっかり冷たくしめることでさらにおいしく仕上がります。
スパゲッティに水気が残っていると味が薄まったり、ソースがしっかりと馴染まないので、しっかりとキッチンペーパーで水気を切るようにしましょう。
マリネしたぶどうとミニトマトを半分にカットし、お好みのサイズにカットした茹で海老、マリネソース、ディル(太い枝を省いて細かくちぎる)を合わせておきます。
この時、種入りのぶどうは種を取っておくと食べやすくなります。またミニトマトは横切りにして、スプーンで軽く潰しながら果汁の酸味をマリネソースに馴染ませておきましょう。
スパゲッティにオリーブオイルと塩を加えて混ぜ、下ごしらえしたマリネを混ぜ合わせます。
混ぜ合わせたスパゲッティをお皿に盛りつけ、レモン汁を回しかけ、最後に皮付きのまま輪切りにしたぶどうを添えたら完成。ひんやりさっぱりと、またぶどうの甘味とマリネソースの酸味がよく絡んだ絶品の冷製パスタの完成です。
フルーツカッティングスペシャリスト
村上しずか さん / JEWEL FRUITS(ジュエルフルーツ)ファウンダー
【プロフィール】
フルーツをより美味しく楽しく食べる事を目的としたフルーツカットの第一人者。
新宿調理師専門学校を卒業後、和食の調理師としてホテルで働き、懐石料理の野菜の飾り切り〈 剥きもの 〉を習得。ただ食べる為に切るのではなく、ひと手間加えて美しくカットする事で、更に美味しく味わえる事に感銘を受け、各国のカッティング技術を学ぶ。それらに自身のアイディアを融合し、フルーツの付加価値が上がるカッティング法や飾り付けを考案。
2020年より、産地に根付いて長期的に取り組みたいとの考えから山梨県に拠点を移し、観光に活かして活動中。
仕事内容・仕事履歴・フルーツカット画像は以下URLから!
※2022年8月取材記事です。