ここから本文です。
更新日:2021年9月29日
水も空気もきれいで自然に恵まれた山梨県は、葉物、根菜、名産のとうもろこしや枝豆などの農作物の産地として知られています。それらの収穫や世話などができる農業体験に参加すれば、普段、スーパーで目にする野菜以外にも、カラフルな野菜や地域の特色ある野菜に触れることができます。更に、おいしく安心して食べられる農作物の魅力や、栽培の苦労などを生産者から直接聞くことができる貴重な機会にもなり、無農薬などこだわりの農作物も味わえます。さぁ、山梨で農業体験にトライしてみませんか?
目次
【早川エコファーム/おばあちゃんたちの店】
【南アルプス邑(むら)野鳥公園が近くにあり、自然に囲まれた「早川エコファーム」。無農薬&有機栽培で、年間を通じていろんな農作物を作っています。秋は、「さつまいも・紅はるか」の他に、早川町の伝統的な地域固有種である「早川大豆・枝豆」も。
南アルプスの山々に囲まれた地で自然とふれあう農業体験
植え付け・収穫・土作り・草刈り・マルチはり・防獣ネット設置など、様々な農作業を都合に合わせて体験できます。また、毎月1~2回、東京から送迎バス付きの「バス活動日」を設けており、都会と農村を繋いでいます。早川エコファームで作った野菜以外にも地元の新鮮野菜を販売している「直売所・おばあちゃんたちの店」や、早川集落伝統の味噌作りイベントなどで地域活性化に貢献しています。
早川エコファームでは、一緒に植えると良い影響を及ぼすコンパニオンプランツを活用して無農薬・無化学肥料の農作を実現。専門家の調査で280種以上もの昆虫が生息しており、草と昆虫が共生できる生きものいっぱいの農園です。
種まきや植え付け、草刈り、収穫と様々な体験できます。
早川集落の伝統的な味噌づくりイベント。
体験概要
Related facility
施設情報
早川エコファーム/おばあちゃんたちの店 住所:山梨県南巨摩郡早川町大原野221 |
季節野菜を詰め合わせた野菜セット
【ぴたらファーム】
北社市にある「ぴたらファーム」は、築100年以上の古民家に共同で暮らし、農業を中心にした持続可能なライフスタイル(パーマカルチャー)を実践している自然循環型オーガニックファームです。農薬や化学肥料は使わずに100種類程度の野菜育てるほかお米、梅干しや漬物、野菜ジャムなどの加工品を作っています。週4日営業するぴたら商店やオンラインショップで購入できます。
農作業を体験してみたい方には、日帰りまたは宿泊しての農体験がおすすめ。ぴたらファームの暮らし方を知りたい方向けには、オープンファームプログラムを用意しています。ぴたらファームの農体験や滞在を通して、食について理解が深まるとともに、パーマカルチャーなど持続可能な暮らし・本当の豊かさとは何かを考えるきっかけともなります。
循環を大切にした有機農業を実践。
秋晴れの空の下、稲刈り・天日干しイベント。
体験・イベント概要
Related facility
施設情報
ぴたらファーム 住所:山梨県北杜市白州町横手1118 |
【わっぱファーム】
河口湖から車で約30分の西桂町にある「わっぱファーム」。富士山の伏流水が流れる水の町にあって、美しい富士山が眺められる畑をご夫婦で運営されています。「食べたものがその人のカラダをつくる」、だからこそ安心・安全なものを食べてもらえるようにと、栽培期間中は農薬・化学肥料を一切使わず、肥料に鶏糞・米ぬか・油粕を使用しています。
富士山が見える畑での体験は気分もあがります。
年間40種類ほど栽培している野菜のうち、その時々の旬の野菜の収穫体験を開催しています。収穫した野菜は持ち帰りが可能。秋は、かぶ、大根、さつまいも、にんじんの他、小松菜など葉物野菜が収穫でき、種類がとっても豊富です。また、旬の野菜、干し野菜、南蛮味噌などはオンラインショップから購入もできます。
味も栄養価も高い季節の野菜を、楽しく収穫して食べてもらいたいと、味はもちろん彩りなど見た目の楽しさも考えて栽培されているそう。自然豊かな風景が広がる畑で、自ら収穫した野菜の味はさらに格別です。
旬の野菜は味も栄養価も抜群です。
見たことがない色鮮やかな野菜の収穫は食育にも。
体験概要
Related facility
施設情報
わっぱファーム 住所:山梨県南都留郡西桂町小沼池の頭2869 |
【合同会社森の学び舎】
身延町平須の森の中にある「cultivate the LIFEみのぶ自然の里」を運営している「森の学び舎」では、完熟有機肥料を使用した無農薬栽培の「あけぼの大豆」のオーナー制度を設けており、植え付け・収穫など自分のあけぼの大豆を育てることができます。身延町特産品のあけぼの大豆は、大粒で糖度も高い極上のブランド大豆。限られた気象条件や手作業が多いため大量生産ができず、その希少性の高さから幻の大豆と呼ばれています。2021年度の植え付け体験は終わりましたが、10月23日から収穫体験は可能。また、10月1日からは来期の大豆オーナー制度への登録も可能で、自分のあけぼの大豆を育てて食べるというユニークな農業体験ができます。収穫したあけぼの大豆は、まずは茹でたて枝豆で楽しんで、そのあとは乾燥させて大豆にすれば自家製味噌づくりも。
幻の大豆と呼ばれるあけぼの大豆。粒の大きさに驚きます。
完全無農薬栽培を行うには土づくりが重要。
さらに、森の学び舎が運営管理をしている宿泊施設「cultivate the LIFEみのぶ自然の里」では、仕事をしながら有機農業を学び農作業を行う「農ケーション」を展開している他、木造古民家の1棟貸しも行っています。貸農園も数か所あり、農作業指導を受けながら家族4人分の野菜を栽培することができます(入会金11,000円、8平方メートル農地 5,500円/月)。
仕事をしながら、農業を学ぶ農ケーションもおすすめです。
体験概要
Related facility
施設情報
合同会社森の学び舎 住所:山梨県南巨摩郡身延町平須238-1 |