ここから本文です。
更新日:2023年12月15日
一日の中で昼と夜の寒暖差があり、日照時間も長く、年間の降雨量も少ないことから、フルーツの栽培に適している山梨県。お店で買ったり、スイーツで食べたりするのもいいけど、とれたての瑞々しさを味わえるいちご狩りは別格の美味しさ!華やかな香り、甘みと酸味の絶妙なバランス、ジューシーな食感はとれたてならでは。まるで宝石のような赤くて大きないちごをご堪能あれ。
西関東連絡道路の万力ランプからほど近い場所にある『まるせい農園』。大々的な看板は無く粛々と営むこちらの農園は、実は美味しさに定評がある知る人ぞ知る人気のいちご狩りスポット。約700m2という広いビニールハウスの中には整然と棚が立ち並び、たわわに実る大ぶりのいちごが訪れる人を出迎えてくれます。清潔感あふれるゆったりとした空間になっているので、車イスやベビーカーでも安心して移動できます。
まるせい農園で育てている品種は、香り高く、甘みと酸味のバランスが良い『紅ほっぺ』。実はいちごは手間がかかる上に、わずかな養分の変化で味がかわってしまうほど繊細な果物。そのためこちらでは、管理しやすい水耕栽培と、深みのある味に仕上がる土耕栽培のそれぞれの良さを取り入れた『高設土耕栽培』を採用し、いちごの色や大きさ、味、葉の様子に合わせて日々調整しているそう。
いちご狩りは12月下旬から5月上旬まで
こちらの紅ほっぺは驚きの大きさと濃厚な味わい!
丹精込めて育てる園主の中澤さん
ミツバチは受粉にかかせない働き者
「安心していちご狩りを楽しんでもらいたい」という想いから、まるせい農園では入り口に検温器とアルコール消毒を設置したり、入場券や直売品の購入をすべて券売機で行ったりと、徹底した衛生管理を実施。発送注文も可能なので、おうちでも摘み立ての味を堪能することもできます。なお、いちご狩りは予約制なので前日までにご連絡を。
※発送注文はお電話にてお問い合せください。
※直売はその日の収穫量により予約制になる場合があるため、事前にお問い合せください。
いちご狩りは直接触れず、ハサミで摘み取り
券売システムなので対人の金銭授受は不要
手洗い場も完備
直売・発送用は摘みたてをそのままパック
※いちご狩りは予約制なので前日までにご連絡を。 Related facility
農園情報 |
甲府市、小瀬スポーツ公園近く。約40年以上洋蘭栽培農園を営む「土方洋蘭いちご園」は、洋蘭園といちご園、そして期間限定の農園カフェを併設する珍しい農園。店先では肉厚で美味しい椎茸の生産直売もおこない、一年中楽しめると評判です。紅ほっぺを中心に、章姫などを栽培する土方さんのいちごづくりは“量より味重視”。こぢんまりとした家族経営のため、丁寧に状態を見守りながら、その都度細かいケアを施せるのが特徴です。
「とにかく育て方が重要」という土方洋蘭いちご園のいちごは、紅ほっぺと章姫。手作りの専用設備を整えながらの水耕栽培。洋蘭店ならではのルートで入手した肥料を自動的に散布したり、井戸水をハウスまわりに流し、温かさを維持したりと、愛情たっぷりに育てられたいちごは、艶やかでまるで輝くルビーのよう。殺菌には重曹など植物由来のものを使うなど、化学農薬は使わずに減農薬を工夫した、安心安全な美味しいいちごを堪能できます。また、園内は高設栽培で通路が広く、車椅子やベビーカーも可能です。
いちご狩りは12月中旬から5月上旬まで
見映えより味にこだわり葉は多めに残しておくそう
大ぶりのいちごは贈答用にも人気が高い
丁寧な梱包で発送も安心
園内のいちごカフェでは、果実を丸ごと凍らせて削るいちごかき氷や、とれたていちごを贅沢に使ったパフェなど、農園ならではのスイーツがテラス席で楽しめます。
※収穫した新鮮ないちごを園内で販売(12月~5月)。発送も可能です。
※いちご狩りは予約制なので電話でご連絡を。当日の予約は受付できないことがあります。
オープンエアで楽しめるいちごカフェ
凍らせた果実を丸ごと削った自慢のかき氷
Related facility
農園情報 |
甲府南I.Cからほど近く、川沿いの農園を進んでいくと現れる石原農場。大きく⑧番と書かれた看板が目印。こちらの農場は、30年以上前に現園主のお父様が作られた手作りのハウスから始まったそう。いちご狩り専用ハウス、販売用のいちご専用ハウスと、それぞれの用途に分けていちごを栽培しています。小さいお子様連れなら地面の土耕栽培、大人や車いすの方は高設の土耕栽培のハウスでのいちご狩りを楽しめます。
「一番大切なのは土づくり」と考える園主、石原さん。シーズンが終わるとイネ科の緑肥を使い、バラ科のいちごの生育に必要ない養分を吸わせ土をリセットし、牧草などを混ぜたオリジナルの有機肥料で栄養たっぷりの土を作るそう。水は安全な地下水を引いており、まさに大地の恵みをいっぱい蓄えたいちごが育ちます。
小さい子どもでも楽しめる土耕栽培
高設ハウスでは車いすの方の目線にいちごが来るように調節されている
販売用のいちごはハウスを分けているため、衛生的
贈答用にはいちごの花を添える粋な計らい
新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた昨年の4月に、いちご狩りメインから販売や発送に切り替えて、早々に感染対策を実施。「こんな時期だからこそ、ご自宅で様々ないちごを楽しんでほしい。同じ品種でも栽培環境や水分コントールが違うので、いろんな農園のいちごを食べ比べて、落ち着いたら気に入った農園で狩りを楽しんでほしい」と園主の石原さんは言います。
感染対策のための注意喚起
入園時にはアルコール消毒を徹底
ハンドソープでしっかり清潔に
Related facility
農園情報 |
山梨のフルーツ狩り施設は「フルーツ王国やまなし 観光果実園ネット」で検索してください。
フルーツ狩りガイドには、山梨のフルーツ狩りの魅力、それぞれのフルーツの旬の時期やフルーツ狩りができるエリアが掲載されています。ぜひお手元に!こちらからダウンロードしてください。
※各施設ごとの新型コロナウイルス対策については、直接各観光園へお問い合わせください。