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更新日:2022年2月24日

かいやサムネ

贈りものから、ちょっと特別な“家食”まで。あわびの煮貝と笑顔あふれる時間を(株式会社かいや)

創業は昭和52年。海のない山梨の地に根付いた「あわびの煮貝」を主体に、独自の水産加工品を届け続ける「株式会社かいや」。とくに、国産の天然黒鮑を使用した煮貝は徹底した品質基準を設けており、水揚げされたあわびの大きさが基準値に満たなければ販売を中断することもあるそう。「お中元やお歳暮などのギフトとしてはもちろん、おめでたい日の“家食”としても、多くの方に味わってほしい」と同社社長・中村敏さん。かいやの煮貝、その製造のこだわりとおすすめの食べ方についてご紹介します。

かいやの「あわびの煮貝」が美味しい理由

かいや切り身

 

海に面していない内陸の山梨県で、あわびの煮貝が名物となっている背景には、海のない県ならではのストーリーが存在します。
「はじまりは江戸時代。駿河の海で獲れたあわびを加工し、醤油の入った樽に入れて馬の背中に乗せて運び、人々は保存食として重宝していました。馬の背中に揺られて山を越え、山梨に到着した頃には醤油の味がほどよくあわびに染み込んでおり、他の地で食べるあわびの煮貝よりも特別美味しく仕上がっていたそう。そうして『山梨の煮貝は美味しい』と評判になり、山梨の食文化としてあわびの煮貝が広まっていきました」

話を聞かせてくれたのは、株式会社かいや社長・中村敏さん。かつて、日本には吉事があると海産物を贈る習慣があり、なかでもあわびは高級品。あわびは縁起物としても喜ばれていたそうです。

「私たちは創業以来“贈るよろこび”の言葉をモットーに、山梨の名産品である『あわびの煮貝』を丁寧につくり続けています。あわびは漁の規制があり、天然物を多く確保することが難しい素材です。しかし、私たちは“あわびのプロ”として天然のあわびを十分に仕入れることはもちろん、『かいや』独自の加工技術で他では味わえない製品に仕上げています」

天然あわびの風味や食感を損なわない独自のボイルやスチーム加工、そしてこだわりの調味液による味付け。『かいや』の煮貝は、自社で開発した鰹をベースにした出汁と、地元企業の醤油。とくに、保存料などの添加物を入れず熱処理する前の生揚げ醤油を使っていることが一つのポイント。

 「生揚げ醤油、香りや風味が市販されている醤油とはまったく違いますよ」

かいや背景

 

国産天然黒鮑と地球温暖化の問題

 

「かいや」の煮貝の中でも、もっとも美味しい商品と社長が太鼓判を押すのが『国産 黒鮑煮貝』。日本近海で獲れた天然の大きな黒鮑を使った逸品です。

かいや減塩

 

 

「まず、天然の昆布を食べて大きくなったあわびですから、磯の風味が別格です。じゅわりとした旨味の中に、ほんのりと甘みもある。あわびそのものの味わいに感動いただくことができると思います。さらに海の中を動き回って育ったことによる食感。弾力性もしっかり味わっていただくことができます」

 そんな黒鮑ですが、近年は環境の変化によって漁獲量が激減しているそう。

かいや黒鮑

 

  「温暖化によって水温が上がったことが原因と考えられています。あわびの餌になる昆布が枯れてしまうことであわびの生育が十分でなかったり、より冷たい海の水を求めてあわび自体が人間の手の届かない深海に潜ってしまったり。昨年末は小粒なあわびばかりで、一部の商品の販売をストップすることもありました。『国産 黒鮑煮貝』は一番美味しい商品ですので、胸を張れるものをお届けしたい。素材をしっかり維持確保していかなければと感じています」

 お祝いやおめでたい日に、大切な人と味わう食として

 かいや手巻き

 

甲斐の国の名産「あわびの煮貝」。こだわりを持って届けられるかいやの煮貝は、お中元やお歳暮などの贈答品として、そしておせち料理や結婚式の場などおめでたい日の食事として定番の商品です。
一方、コロナ禍で外での食事を控えることも増えた昨今は、家庭内でのちょっと贅沢な食事としてレパートリーに加えてみるのもおすすめです。
「例えばひな祭りや入園・入学、そして卒業などの節目のお祝いの席に一品添えて、大切な人と一緒に愉しんでいただきたいですね。煮貝を薄くスライスして手巻き寿司の具としたり、ちらし寿司に散りばめたりしても、とても美味しくお召し上がりいただけると思います」

  かいやチラシ

 

 

贈答品としてはもちろん、ちょっと贅沢な家食として。山梨の名産「あわびの煮貝」を、ぜひ自分の舌で味わってみてください。

 

 

■今回ご紹介した企業情報

・企業名:かいや《https://www.the-kaiya.jp/(外部リンク)

・代表取締役社長:中村 敏(Satoshi Nakamura)

・施設住所: 400-1508 山梨県甲府市下曽根町3330-1

◎この記事を書いた人

 小栗 詩織(おぐりしおり)

 コピーライター/2015年10月よりフリーランスとして活動。県内外の企業の広告企画・SNS運用・コピーライティングに携わる

 

 

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