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更新日:2019年11月21日
富士山のお膝元である富士吉田市は織物の街として栄え、今も「ハタオリマチ」としてファブリックやネクタイ、傘や御朱印帳といった雑貨など、様々な生地やハタオリ製品を生み出しています。また、昭和レトロな町並みが今なお残り、提灯の明かりや今では珍しい昔ながらの看板など、ノスタルジックな風景を写真に収める人や外国人観光客も見られます。
そんな富士吉田は夜も面白い!富士吉田の夜の中心エリアは、富士急行線の月江寺(げっこうじ)駅から歩いてすぐの西裏地区。このエリアには、こだわり光る老舗の名店からリノベーションしたおしゃれな店舗まで多彩なお店があり、深夜まで営業するお店が多く、「はしご酒」を楽しむのに最適です!
今回は初めての人でも入りやすく雰囲気の良いお店を中心にご紹介します!(2019年11月21日取材)
はしご酒の前に、まずは街の雰囲気も楽しみましょう。
西裏地区にある月江寺商店街。昔懐かしい書店や喫茶など、昭和レトロを今に留めるその風景は、映画のロケにも使われ、カメラを構える観光客の姿も見られます。
そして夕暮れから夜に変わる「マジックアワー」には、あたりが段々と暗くなっていくにつれ、ノスタルジックな雰囲気がぐっと高まります。
月江寺商店街入口にあるカフェ月光
飲食街の先に見える富士山。
月江寺商店街はいつも富士山に見守られています。
西裏地区を象徴する通りの一つが新世界乾杯通りです。
最盛期には20軒ほどの店舗がひしめき合っていたという新世界乾杯通り。かつての雰囲気を残しつつ、通りをリノベーションして現在7軒の店舗が営業しています。
新世界乾杯通りの入口には看板があるので分かりやすいですが、わずか50mほどの通りは周囲とは違う異空間で、一歩足を踏み入れると一気にディープな雰囲気に包まれます。
通りの入り口には提灯が飾られているので迷うことなし!
怪しげに光る看板がディープな雰囲気を引き立てます。
※こちらのお店は営業していません
ノスタルジックな雰囲気漂う新世界乾杯通り
20時すぎになるとバーやラウンジなどのお店もオープンします。
そんななか、西裏地区には珍しく、ガラス張りで店内の柔らかい明かりがこぼれるイタリアンのお店が「かぎしっぽ」。山梨県産のワインを多く取り揃えており、もちろんイタリアンのおいしい食事とも相性はばっちり。
女性でも入りやすく、木のぬくもりを感じる店内で落ち着いてお酒と食事を楽しむのにおすすめです。
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施設情報 |
新世界乾杯通りの1本南側(富士山側)にあるのが子の神(ねのかみ)通り。この通りには西裏地区でも人気の店舗がまとまっており、それぞれの店への移動時間はわずか10秒。
その中でまず紹介するのが「炭火やきとり 帳」。やきとり屋が多い西裏地区の中でも、ちょっと落ち着いた雰囲気の中でやきとりを楽しみたいという方におすすめです。そして、やきとり屋には珍しく、お酒の種類が豊富で、特に世界各地のビールの取り揃えが多いのが、こちらのお店の特徴です。
提灯の明かりが印象的な「子の神通り」
富士吉田のやきとり屋ではタレ味を提供しているお店があまりなく、塩味に特製の辛みダレをつけて食べるのがスタンダード。
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施設情報 |
「炭火やきとり 帳」の目と鼻の先にあるのが「JAZZ HOUSE NOW」。
お店に入ると心地よいジャズの音色が出迎えてくれ、すぐにこのお店の居心地の良さを感じることができます。そして、店内を進むとカウンター席の前の棚にびっしりと納められたアナログレコードや店内奥の大きなスピーカーが目に入り、お店のジャズへのこだわりが伝わってきます。こんなお店では、ウイスキーなど強いお酒が似合いそう。
カウンター席の他、テーブル席もあるため、数人でゆっくり語り合うのにもぴったりです。また、こうしたお店には珍しく、ちょっと小腹が空いたときにうれしい食事メニューも提供しています。
棚に納められたレコードや味のあるプレーヤーがカウンター席の前にあり、スピーカーから流れる良質なジャズの音色に心酔。
お店の名前を冠したホットサンド。ハム、チーズ、レタスに、きゅうりのアクセントがクセになるおいしさです。
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施設情報JAZZ HOUSE NOW 富士吉田市下吉田3丁目12-55 電話番号:0555-24-3510 定休日:日曜日 営業時間:20:00~26:00 |
「明日への語らい処 囲炉裏」
国道138号線を挟んで西裏地区とは反対側(東側)の路地にあるお店「明日への語らい処 囲炉裏」。
こちらのお店は山梨と秋田の地酒にこだわった、日本酒とおいしい食事を楽しむことのできる居酒屋です。
建物はもともと織物問屋だったようで、広々とした畳の部屋でゆっくりくつろげます。
富士急行線「月江寺駅」から「西裏地区」へのアクセスを紹介します。
富士急行線「月江寺駅」は「富士山駅」から大月方面に1駅で、改札を出て目の前の下り坂を5分ほど歩くと、左手に「西裏通り」のアーチ看板があるので、そこから入っていくのが分かりやすいです。
富士山観光に訪れる外国人観光客が増え、富士吉田市内にはゲストハウスが次々とオープンしています。
そこで、安心して夜の富士吉田を楽しめるようにと、参加店の入り口に共通マークの表示とおすすめメニューの英語表記をしています。お店選びの参考になりますよ。
いかがでしたか?
西裏地区のお店は、外から中の様子が分からないお店が多く、ちょっと入りにくいなと思うかもしれませんが、まだまだ魅力的なお店がたくさんあります。「はしご酒」で色々なお店めぐりを楽しんで、何度も通いたくなるお気に入りのお店を見つけてみませんか?
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