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更新日:2023年5月28日

押しフルーツ

山梨の押しフルーツ作家さんに聞いた、フルーツの新しい楽しみ方

最近、SNSで「可愛すぎる!!」と大人気の“押しフルーツ”。
“押しフルーツ”とは、その名の通り、さくらんぼやいちご、ぶどうなどの様々な果物を、押し花のように押して乾燥させたもののこと。果物だけでなく、野菜などでも作ることができ、断面の可愛さや透明感のある色合いや風合いなどから人気に火がついたようです。
押しフルーツを使ってアクセサリーにしたり、スマホケースにしたり…その楽しみ方はいろいろ。
フルーツ王国・山梨にも、そんな“押し活”を存分に楽しんでいるハンドメイド作家さんを発見!新たなフルーツの楽しみ方の現場をのぞいてみました。

目次

 フルーツ王国山梨の果物や高原野菜を中心に、ハンドメイド素材としての押し素材を制作 ~Mogu(モグ)さん

押しフルーツ

押しフルーツとの出会いは約8年前。それまでは押し花のアクセサリーなどを作って楽しんでいたが、お散歩中に見つけたヘビイチゴが可愛くて、試してみようと思ったのだとか。「当時はまだ“押しフルーツ”という言葉さえ聞いたことがなく、作り方も分からないままにとりあえず作ってみたら、ヘビイチゴは水分が少なくて意外と簡単にできたんです」。

八ヶ岳にお住いのMoguさんのまわりには、身近に新鮮な果物や野菜がふんだんにあったので、ほかのものでもいろいろ試してみようと、押しフルーツの世界へとどんどんのめり込んでいきました。

押しフルーツ
色とりどりの可愛い押しフルーツ

主にハンドメイド素材としての押しフルーツを中心に作っているMoguさん。一番難しいのは小さいサイズの果物を探し、イメージ通りになるように切ること。

「最近は農家さんから摘果したものを譲ってもらったり、近所のおじちゃんがミニサイズを作ってくれたり、市場で“今日小さいのあるよ!”と声をかけてくれたり。山梨だからこそなせる業に助けられています♪」とMoguさん。

押しフルーツ
様々なフルーツや野菜でハンドメイド素材を作っています

押しフルーツ
コーティング前の押しフルーツは、保存用タッパーを開けただけでフルーツのいい香りが!

食べてももちろんおいしいフルーツを、ハンドメイド素材にすることでより多くの人に季節関係なく、1年中楽しんでもらえるのも魅力の一つだといいます。「押しフルーツにするのは果物のほんの一部なので、使わなかった部分はジャムにしたり、刻んでサラダにしたり、美味しく味わっていますよ♪」

さらに、コーティングするとツヤツヤで、見ているだけでもテンションが上がります。 

完成した押しフルーツ素材を使って、ピアスやブローチ、ポニーフックなどのアクセサリーにするほか、箸置きなどにも。何気ない日常にも押しフルーツが彩りを与えてくれそうですね。

押しフルーツ
Moguさんのもとで、たくさんの押しフルーツが出番を待ち、保管されています

押しフルーツ
コーティング後のつやつや押しフルーツ

 

Moguさん

押しフルーツ作家 Mogu(モグ)さん

インスタグラム(外部リンクへ)

 

 お花のアクセサリーからフルーツへ~桜紗(オウサ)さん~ 毎月第3日曜日ふえふきマルシェに出店!

さくらんぼのピアスとイアリング
大人気のさくらんぼのピアス&イヤリング

月1回、ふえふきマルシェに出店しているというアクセサリーのハンドメイド作家の桜紗(オウサ)さん。もともとは、自分のお庭で育てたお花をピアスにして楽しんでいたのだとか。

「押し花のアクセサリーをきっかけに、立体的なお花もほしいな、と自分が欲しくて作ったのがきっかけなんです」。

そんな桜紗さんがフルーツのアクセサリーに興味を持ったのは、ご主人のご実家がぶどう農家をしていたことも関係しているそう。「今は小規模にして、お庭で家族が食べるデザート分くらいのシャインマスカットを作っています。フルーツが常に身近にある山梨だからこその楽しみ方でもありますね」。

桜紗さんは押しフルーツを仕入れて、ピアスやイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーを中心に制作しています。

押しフルーツでピアスやイアリングを制作
押しフルーツでピアスやイヤリングを手掛ける桜紗さん

マルシェでは、やはり旬のフルーツを使ったアクセサリーに人気が集まるそう。

「食べるだけではなく、山梨ならではのフルーツのアクセサリーで、県外の方にも山梨の今を楽しんでもらえたら嬉しいです」(桜紗さん談)。

桜紗さん

押しフルーツ作家 桜紗(オウサ)さん

インスタグラム(外部リンクへ)

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