2000点以上の宝石が輝く「山梨宝石博物館」で、宝石の世界を学ぼう

世界の希少な宝石が並ぶ
 

山梨ジュエリー産業の歴史

山梨は古くから水晶の産地として知られ、明治時代には印材や丸玉などの水晶細工が多く作られていました。戦後、こうした水晶の加工技術を活かしたジュエリーの製造が始まり、山梨は宝石の研磨、貴金属加工、デザイン、流通といった各工程が揃った一大ジュエリー産地へと成長していきました。

山梨宝石博物館は、そんな山梨の宝石産業の活性化と、正しい宝石の知識の普及を目的に作られた博物館です。1975年に甲府市で開館し、2007年に現在の富士河口湖町へと移転リニューアルしました。

迫力満点の巨大水晶（ブラジル産）

館内に一歩足を踏み入れると、そこには暗闇の中で無数の宝石が輝く静謐な世界が広がっています。高さ180cm、重さ1270kgの巨大な水晶や、146カラットのアクアマリン、また世界的に有名な宝石研磨の巨匠ムーンシュタイナーの作品群など、貴重な宝石の数々に圧倒されることでしょう。

また、ダイヤモンドやルビーを始めとする約50種類の主要宝石が、原石・ルース（裸石）・ジュエリー製品のセットで展示されていて、美しい宝石が生まれる過程を見ることもできます。各宝石には化学組成や主要産地も記載されているので、お子様の自由研究など、学習の場としてもおすすめです。

展示エリアの隣にはミュージアムショップも併設されています。鉱物標本から本格ジュエリーまで幅広いアイテムを取り扱っていて、手のひらサイズの小さな水晶や、シルバー製のオリジナルペンダントが人気です。ショップだけの利用も可能なので、旅の記念やお土産の購入に気軽に立ち寄ることができます。

ブライダルリングや誕生石、お洒落のアイテムとして・・・。私たちの身近にありながら意外と知らない宝石の世界。美しい宝石をゆっくり眺めながら楽しく学んでみませんか？

Related facility 施設情報 山梨宝石博物館 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6713 電話番号：0555-73-3246 施設の詳細を見る（外部リンク）