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更新日:2021年3月21日
1962年に山梨県の勝沼とその後長野県の小諸にワイナリーを構え、ブドウ作りから醸造まで一貫した高い生産技術で高品質のワインを造り続けるワイナリー。フランスをはじめ多くの国に留学した醸造家の技術や知識、最新設備も積極的に取り入れ、ワインの高い評価を受けていると共に、甲州葡萄の醸造量は国内最大級を誇っています。ワイン消費への入り口を幅広くするため、親しみやすい価格帯から世界のVIPに供されるレベルのワインまで、商品ラインナップは多種多様。敷地内にはワインショップが併設されていて、限定商品も購入できるほか、試飲することも可能です。
※新型コロナ禍により試飲できない期間があります。
“日本のぶどうによる、日本のワイン造り”この言葉とともにマンズワインは発展を遂げてきました。事の始まりは1962年。高度経済成長の只中にあって、食にも国際化の波が押し寄せ始めた日本。しかし当時は国内ワインの存在こそあったものの、世界からは高い評価を得られない品質でした。そこで大手食品メーカーのキッコーマンは「日本で上級のワインを造る」ことを目標に、ここ山梨県勝沼の地にワイナリーを設立。
ぶどうとそれを育む太陽がモチーフのロゴマーク
創業時はぶどう畑の整地からスタート
東京オリンピック開催の1964年にはマンズワイン第一号となる製品を発売し、現在では伊勢志摩サミットに供された『甲州酵母の泡』や、アメリカ、フランスの大統領来日の際の会食に供されたプレミアムワイン『ソラリス』シリーズなど、幅広い種類のワインを展開しています。そのいずれも日本の風土が育んだぶどうの魅力を最大限引き出すため、ぶどう作りから醸造に至るすべての工程で徹底した研究と絶え間ない努力が注がれています。
高品質なワインを支える丁寧な手仕事
ハイクラスからカジュアルなものまで種類豊富
マンズワインの品質の高さを支えるのは、豊富な知識と情熱・経験を持つ造り手たちの存在とチーム力。人材育成に力を入れるマンズワインでは、本場フランスやドイツ、オーストラリアなどで研鑽を積んだ醸造家も多く、フランス国家資格醸造士取得者も在籍しています。
甲州葡萄のワイン生産量は県下最大級を誇る
徹底した衛生・品質管理のもとで醸造
そしてその高い技術により2020年に誕生したのが、京料理の名店『木乃婦』の三代目主人・髙橋拓児氏監修のもと、日本料理にベストマッチすることを追求した甲州種の白ワイン『しふく』。このワインでは、それまで日本料理に合わせる際にネックとなっていた甲州種ワインに含まれる僅かな苦みを、ぶどうの生育段階で特殊な袋掛けを行うことで紫外線をカットし、苦みの素となる皮の色素を生成させないというアイデアで解消。また醸造では収穫後から発酵まで徹底した低温管理を行い、一切雑味がなく旨味と洗練された香りだけが舌に広がる、かつてない「日本料理に合うワイン」を生み出すことに成功しました。
和食にベストマッチする『しふく』
『しふく』を作るために専用の袋掛けを行う甲州葡萄
ワイナリーの敷地内には、マンズワインの商品が購入できるショップも併設。2020年にリニューアルしたこちらのショップは、まるで美術館やハイグレードのホテルのような洗練されたラグジュアリーな空間が訪れた人を魅了します。商品棚には、飲みやすくリーズナブルなものから世界のVIPをもてなすワインとしても知名度を上げた「ソラリス」シリーズ等が並び、中にはここでしか店頭に並ばない商品も
シックで趣ある店内
各商品にはわかりやすい紹介POPを設置
またショップ内には随所にマンズワインの歴史や製法にまつわる資料、コレクションなども展示。有料の試飲設備やプレミアムワイン『ソラリス』シリーズに特化したテイスティングルームもあり、老若男女問わず心ゆくまでワインを楽しむことができます。
※コロナウイルス感染防止対策のため試飲・テイスティングルーム・有料ガイドは現在中止
ワイン造りにまつわる展示や貴重なコレクションも
テイスティングルームでは『ソラリス』シリーズを堪能
勝沼ワイナリーは甲州種を中心に『日本の食文化に寄り添うワイン』を目指してワインを造り続けています。世界各地には数多くの美味しいワインがありますが、そのどれもが風土に根ざし、地元の食に合う味わいに仕上げられています。私たちが作るワインも日本の食をより豊かにする存在であるために、良質なものを作るのはもちろん、日本で作られたぶどうを使った日本ならではのワインにこだわっています。日本で生産されるぶどうは量も種類も限られていますが、ワインを飲み始めた人も愛好家の方も楽しんでいただけるよう幅広いラインナップをご用意しておりますので、ぜひ日々のお食事とともに私たちのワインをお楽しみください。
マンズワイン マーケティング部 山﨑 大輔さん
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