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更新日:2022年3月1日
皆さんは山梨県富士吉田市の「吉田のうどん」はご存じですか?
今回は、富士吉田市にある山梨県立ひばりが丘高校で、吉田のうどんを全国に広める活動を行っている「ひばりが丘高校うどん部」の皆さんが、吉田のうどん愛溢れる記事を執筆してくれました。吉田のうどんの特徴や部員一人につき一店のおススメ店を紹介してくれています。吉田のうどんのように読み応えのある記事をぜひご堪能ください。
富士吉田市内のうどん店は、昼時になるといつも人でごった返しています。
目的は、富士吉田市民が愛してやまない「吉田のうどん」を食べるためです。
「吉田のうどん」の特徴は、(1)麺が硬い、(2)麺が太い、(3)つゆは味噌と醤油のあわせ、(4)具材はキャベツと馬肉を使用、(5)すりだねと呼ばれる辛味を使用していることです。この特徴あふれるうどんは、今や、富士吉田市だけでなく、山梨県においてもソウルフードとなりつつあります。
そんな、「吉田のうどん」を、「讃岐うどん」に負けないくらい有名にしようと活動しているのが、私たち、ひばりが丘高校うどん部です。
ひばりが丘高校うどん部の活動は、フリーペーパー作成、SNS等による情報発信、商品開発と多岐にわたります。
さらに、平成30年からは、週末限定でうどん店を営業しています。開店当初は、集客に苦戦したため売上も低迷していましたが、今では常連客でにぎわい、日曜日は行列ができるほどに成長しました。
そんな「吉田のうどん」を知り尽くした私たちが、富士吉田市内で是非行って欲しいお店を紹介いたします。
温かいの(かけうどん)
1店目は、吉田のうどん界隈で元祖といわれる「桜井うどん」です。
初代の店主が試行錯誤を繰り返し、今ではスタンダードとなったキャベツのトッピングを考案しました。
麺に、茹でたキャベツと油揚げをトッピングし、つゆを入れるだけのシンプルなうどんですが、みな一度食べたら病みつきになってしまいます。
しかも、メニューもシンプルで「温かいの(かけうどん)」「冷たいの(つけうどん)」の2種類しかありません。
冷たいの(つけうどん)
現在の店主は3代目となっていますが、変わらない味を提供し続けたいと考え、昔と変わらない製法を守り続けています。
また、最近では、店を新しく立て直したりする店が多いなか、昔ながらの店の雰囲気をお客様に楽しんでもらいたいと考え、あえて手を入れずそのままにしています。
昭和初期の雰囲気を楽しみながら、山梨県のソウルフードを是非ご堪能ください。
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くれちうどん
2店目は、「くれちうどん」です。
平成22年に創業した比較的新しいうどん店ですが、吉田のうどんを心から愛する店主の渡辺さんが、一念発起して起業。
こだわりのうどんは、富士吉田市内であっという間に話題となり人気店に成長しました。
常連客の心をつかんで離さないのには、理由が2つあります。
1つ目は、シンプルでありながらも、硬くて、太い、これぞ吉田のうどんといった王道を気軽に楽しむことができること。
2つ目は、いつも元気で明るい店主のユーモアあふれる人間力です。
そのため、県内外から様々なお客様が訪れ、そのたびにリピーターが増えています。
くれちうどん
そんな「くれちうどん」のおすすめメニューは2つ。
1つ目は、シンプルで豪快な麺を楽しむことができる「冷やしうどん」です。
麺、キャベツ、ネギの組み合わせなのに中毒になってしまうほど。
2つ目は、トッピング満載の「くれちうどん」です。
店名がついているだけあって、一目見ただけでボリューム最高なので、とってもお得感がありますよ。
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ムサシうどん
3店目は、「手打ちうどんムサシ」です。
吉田のうどんは硬くて有名ですが、その中でも、ひときわ硬いと有名です。
しかも、こちらのお店は、つゆが特徴的です。通常、つゆは、味噌と醤油をあわせてあるため、かなり濃厚な味になっています。
しかし、ムサシうどんでは、まるで関西のうどんのような上品な仕上がりになっています。
それにもかかわらず、なぜか太くて硬い麺との相性は抜群なのは店主の試行錯誤によるものです。
冷やしのムサシうどん
ちなみに、是非試していただきたいメニューは、冷やしのムサシうどんです。
ぱっと見た瞬間、大きな天ぷらに目を奪われますが、注目は麺です。
元々こちらのお店の麺は硬いのですが、冷やしにすることでその硬さが際立ちます。
一杯食べるころには顎が疲れてしまうほどです。
この硬さが癖になり、「吉田のうどん」にはまってしまう人も続出するほどです。
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黒ふじやうどん
4店目は、「ふじや」です。
オーソドックスなメニューだけでなく、ちょっと変わり種のメニューがおすすめです。
特におすすめなのは、私たちひばりが丘高校うどん部とコラボレーションした、「黒ふじやうどん」と「チーズ黒カレーうどん」です。
両メニューともに、私たちが開発した「竹炭黒麺」を使っています。
チーズ黒カレーうどん
うどんの粉に竹炭を混ぜた真っ黒い麺は、見た目のインパクトだけでなく、お通じが良くなるなどの美容に良い効果があります。しかも、竹炭を入れることで麺の硬さも際立ちます。
なお、「黒ふじやうどん」は、トッピング全盛りの豪華商品なので、とても贅沢な気持ちになります。
また、「チーズ黒カレーうどん」は、濃厚なダシにいくつものスパイスを加えた特製のカレーに、トロトロのチーズのせたオリジナル。寒い冬には、うってつけといえるでしょう。
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以上、4軒のうどん店を紹介しましたが、この他にも行っていただきたい店は沢山あります。
富士吉田市にお越しの際には、自分好みのうどん店を探してみてはいかがですか?
その際には、是非、私たちが発刊している吉田のうどん専門フリーペーパー「うどんなび」(富士吉田市のうどん各店、ひばりが丘高校、セルバ本店に設置)を活用してください。
※お店の開店時間等の情報は2月28日現在のものです。最新の情報はお店にお問い合わせください。
ひばりが丘高校うどん部プロフィール
山梨県富士吉田市の地元グルメ、吉田のうどんを紹介しています。
なお、現在富士吉田市のセルバ本店にて、日曜日限定でうどん店を営業していますので、是非食べに来てください。
【ひばりが丘高校うどん部うどん店】
富士吉田市下吉田東町4丁目1-15(セルバ本店内)
TEL:0555-24-6645
営業時間:10:00~14:00(麺が無くなり次第終了)、日曜日のみ営業(学校行事がある場合は休業)
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