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梶原 伊織 (山梨県/小学生の部)
【講評】
◆メッセージ。そして、人間とそこに暮らす動物たちを愛らしく、可愛らしく描いている。表現された色彩からも豊かな感受性を思う。
◆技法面において工夫が凝らされ、色彩豊か、かつメッセージ性に富んでいる。
◆富士の麓で暮らす多様な生き物たちへの共感と一体感。表現力も豊かで、心温まる作品。
◆貼り絵の技法で、楽しく美しい表現。マスキングテープも効果的。
井手 日菜乃(岡山県/中学生・高校生の部)
【講評】
◆色彩構成のハーモニーを特徴とした作品。生き生きとしたグリーンとブルーのグラデーションに富士山が堂々と描かれている。
◆卓越した色彩感覚が、心地よい作品。
◆まろやかなタッチ。静かな落ち着いた雰囲気が、やわらかな色彩と共に描かれている。
◆色鉛筆で丁寧に彩色され、富士山や森の木々の形もデフォルメされており、絵本の挿絵のような力作。
中村 順平 (東京都/一般の部)
【講評】
◆遠方に小さく見える白い富士、グリーンのパジャマの人の後姿、太陽の赤い丸、空には白い雲。幸せ感にあふれた作品。
◆富嶽百景、富士山を望む視点は東西南北、遠近さまざまだが、自分にとっての親密なビュースポットを切り取ったこの作品は、富士山との距離の近さを感じさせる。
◆入院という非日常から、窓の外の日常への復帰を迎えてくれているような遠景の富士山との対比が描かれ、実感のこもった作品。
◆窓枠が額縁のようでもあり、素敵な構図。〝富士山との対話″が聞こえてくるよう。すっきりした色づかいもよい作品。
ホーム > 最優秀賞(第20回)