第14回おもてなしのやまなし県民大会開催結果
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県民総参加での「おもてなし」について理解と関心を深めていただくため、令和7年1月31日金曜日に、第14回おもてなしのやまなし県民大会を開催しました。
観光関連団体や観光事業者の方々、市町村や一般の県民の皆様など、おもてなしの取り組みに関わる多くの方々にご参加いただきました。
「おもてなしのやまなし知事表彰」とは、平成23年に制定された「おもてなしのやまなし観光振興条例」に基づいて、優れたおもてなしを実践している県民の皆様や事業者の皆様を表彰する制度です。
第14回目となった今回は、県民表彰(個人・団体)と事業者表彰、計9組の皆様に、落合直樹観光文化・スポーツ部長から表彰状と表彰楯が贈られました。
平成20年から「ワインツーリズムやまなし」において、自主的に私設案内所を開設し、道案内や自らが周辺ワイナリーから仕入れた一升瓶ワインやぶどう、柿などを振る舞うなど旅行者をもてなしています。参加者から「秋山1号・2号」と呼ばれ地域の名物となるなど、ワインツーリズムのリピーター増加に繋がっており、地域の魅力づくりやワインツーリズムの振興に貢献しています。
平成21年から、県立美術館と連携し、全学年において美術館への訪問や学芸員による学習会を通じて作品に対する造詣を深め、特に6年生はその集大成として来館者に収蔵作品を紹介する「ギャラリートーク」を行っています。コミュニケーションを取りながら作品を紹介する姿は県内外の来館者から好評を得ており、山梨のファンづくりやおもてなしの推進に貢献しています。
平成28年から、大月市に伝わる「桃太郎伝説」の普及に向け、「大月桃太郎館」や「桃太郎神社」の設置・運営や土産品の開発、桃太郎まつりなどのイベントを実施することで、地域の魅力発信に寄与しています。また、学生や市民向け講座においても、桃太郎伝説を語り継いでおり、郷土の魅力や価値についての知識や理解を深める活動に貢献しています。
江戸時代の文献に残る「虎頭の舞」を復活させるため、平成3年に発足しました。小学生から社会人までの幅広い世代が毎月の合同稽古を継続して行い、地元の神社に毎年奉納するなど、伝統文化の保存・継承に取り組んでいます。また、多くの観光客が訪れる市内の様々なイベントでも披露し観光客を楽しませており、地域のファンづくりに貢献しています。
平成2年、江戸時代中期から伝わる「米倉人形三番叟」を81年ぶりに復活させ、以降30年以上にわたり地元の神社で上演し、伝統文化の保存・継承に取り組んでいます。近年では、市民を対象とした人形芝居のワークショップや小学校への出前授業を開催し、郷土の魅力や価値についての知識や理解を深める活動に貢献しています。
伝統行事である「甲斐の勝山やぶさめ祭り」の運営に携わり伝統文化の継承に取り組むほか、ポケットパーク等の清掃活動や町全域の観光イベントへの参加など、おもてなしの推進に取り組んできました。平成29年からは、「道の駅かつやま」の管理運営を行い、地元でとれた農産物の販売のほか、スタンプラリー等の観光PRイベントを独自に企画するなど、地域の魅力づくりに貢献しています。
平成26年から、赤ちゃんに優しい宿を目指しておもてなしを実践してきました。ベビーチェアやベビーベッド、調乳ポットや子供用のハンガーなどのアメニティだけでなく、食事についても赤ちゃん御膳や9種類の乳幼児メニューを提供しています。また、公式サイトに掲載している紹介動画やQ&Aは英語にも対応しており、幅広い旅行者を迎えるこうした取組は、山梨のファンづくりやおもてなしの向上に貢献しています。
平成22年から週末を中心にロビーコンサートを開催し、旅行者に夕食後の楽しみを提供するとともに、試飲を通じて県産ワインのPRも行っています。また、周辺の観光情報を常時発信し、ゴルフ場やフルーツ狩り、レンタカー等の手配も行うことで、旅行者が滞在を長く楽しめるよう配慮するなど、山梨のファンづくりや観光振興に貢献しています。さらに、県のおもてなしに関する事業にも積極的に参加し、山梨の魅力を生かしたおもてなしを実践しています。
表彰式では、スクリーンで受賞者の皆様の活動内容を紹介させていただきました。
表彰式終了後、受賞者全員で記念撮影を行いました。
おもてなしのやまなし知事表彰者一覧と取組のご紹介はこちらをご覧ください。
今年度、おもなしのやまなし知事表彰を受賞された大月桃太郎連絡会議様に、取組事例を発表していただきました。 大月桃太郎伝説とは?なぜ大月なのか?活動の経緯や今後についてなど、活動への熱い思いをお話しいただきました。
thousandth代表の千代慧さんによる基調講演を行いました。
参加者それぞれが、自分の地域の魅力を再発見し、誇りや愛着を持って発信していくきっかけとなるよう、地域肯定感(自己肯定感の”地域”版)をキーワードに、地域の魅力に気づくために大切な視点や、人の心を動かす地域の魅力の伝え方についてお話しいただきました。
千代さんのお話の後、「地域肯定感をアップしよう」をテーマにワークショップを行いました。県内各地にお住まいの参加者の皆様に、それぞれの地域の魅力を共有していただきました。また、「山しかないし、川しかない。でも山もあるし、川もある。」といった地域肯定感を持つことが、地域の魅力の発信に繋がるのではないか、といった多くの貴重なご意見やご感想をいただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。