ホーム > おもてなしのやまなし県民大会 > 「第8回おもてなしのやまなし県民大会」開催結果
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県民総参加での「おもてなし」について理解と関心を深めていただくため、平成31年1月31日に第8回おもてなしのやまなし県民大会を開催しました。今回のレポートでは、県民大会の模様についてお届けします。
「おもてなしのやまなし知事表彰」とは、平成23年に制定された「おもてなしのやまなし観光振興条例」に基づいて、優れたおもてなしを実践している県民の皆様や事業者の皆様を表彰する制度です。
第7回目となった今回は、県民表彰(個人・団体)と事業者表彰、計12組の皆さんに、柵木環山梨県副知事から表彰状と記念品の表彰楯が贈られました。
おもてなし知事表彰者一覧と取組み状況はこちらからご覧ください。
表彰式終了後には、受賞者全員で写真を撮りました。
会場内に受賞者の皆様の活動内容を展示したほか、表彰式終了後にはスクリーンで活動内容を紹介させていただきました。
今年も、地域も年代もさまざまな方の受賞となりました。おもてなしの取り組みが県全体へ広く浸透してきたということの表れだと思います。これからもこのような「おもてなしの輪」が広がっていくことを期待しています。
今年度のおもてなし知事表彰において、事業者表彰を受賞された宿坊「覚林坊」さんの取り組みを発表していただきました。
日蓮宗総本山である身延山久遠寺周辺の観光客が減少していく中、覚林坊では、身延地域を元気にしたい!という思いから、多くの方に、気軽に訪れてもらえる宿坊づくりに取り組んできました。訪れるお客様には、地元の食材である湯葉やあけぼの大豆を使った創作料理の提供、着物体験ができるサービスを用意、また、あけばの大豆を使ったお土産を開発するなど、日本を、身延を感じてもらいたいという心あたたまるおもてなしの数々を実践しています。これらのおもてなしは評判を呼び、外国人旅行者が多く訪れるようになり、その人気は日本人観光客にも波及しているとのこと。
樋口さんの「身延を愛する心」から生まれるおもてなしのアイデアにより、これからさらに身延のファンが増えることでしょう。
最後に、やまなしおもてなしアドバイザーである高野登さんによる基調講演を行いました。
今年度は「暮らしと地域をデザインしよう!~グローバル時代の多様性との向き合い方~」をテーマに、地域や暮らしの中の多様性、グローバル化に対してどう向き合ったらよいか。という視点で話していただきました。
まず、「若者とよそ者とばか者(=賢い老人)」が揃っている地域は強いそうで、この三者で交流を図り協力することが大事とのこと。そこから、想像力を働かせて、自分のスペックをグローバル化にあげていくこと、生き方をデザインしていくことが必要だというと話をしていただきました。
参加者の皆さんは熱心にメモを取ったりして高野さんの話に聞き入っている様子でした。
質問では、外国人観光客とのコミュニケーションの方法、従業員の指導方法、観光地で消費額を高める方法などについて、高野さんからアドバイスをいただきました。