ホーム > 第2回おもてなしのやまなし県民大会
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おもてなしの重要性に対する県民の皆さんの理解と関心を深めることを目的とした県民大会が、平成25年1月31日、ベルクラシック甲府にて開催されました。今回はその時の様子をお送りします。
この一年、山梨県の魅力づくりやファンづくりにつながる活動を通じておもてなしの推進に貢献して下さった個人・団体・事業者計14組の皆様に、横内知事より表彰状の授与が行われました。
受賞者の皆様には開会時間より少し早く集合していただいて、表彰式の練習。
そして本番・・・
おもてなしレポート第2回で山中湖の「まりも」再生を通して地域の活性化に貢献されている様子をご紹介させていただいた、河内晶さ子 様
韮崎市観光ボランティアガイドとして、観光PRに長年にわたり貢献して下さっている、小林賢英 様
甘草屋敷での企画イベントをはじめ、地域における郷土教育を実践されている、甲州市観光ボランティアガイドの会 様
武田神社・甲斐善光寺・甲府五山等のガイドを実践。現在までに約3万人の観光客を案内をしている、甲府観光ボランティアガイド 様
豊富な知識と「おもてなしの心」で舞鶴城公園の案内をされている、甲府城御案内仕隊のみなさま
八ヶ岳南麓を中心に多種多様なウォーキングを実施。国民文化祭フットパスにもルート設定などを取り組まれている、八ヶ岳歩こう会 様
「おもてなし宣言」をはじめ、街頭キャンペーンにもご協力をいただきました、山梨県立峡南高等学校 様
「吉田のうどん」のHP・小冊子の作成などPR活動や新製品を開発など、地域の活性化に尽力されている、山梨県立ひばりが丘高等学校 様
「山梨おもてなしタクシードライバー」育成認定事業への積極的な参加他、観光タクシーをいち早く取りいれるなど観光発展に力を入れている、株式会社合同タクシー 様
各種体験教室を開催するなど地域の文化・世代間交流を積極的に取り組まれている、(財)シルクの里振興公社 中央市豊富郷土資料館 様
グループ全体で「おもてなし宣言」をしていただきました、富士急行株式会社 様
おもてなし推進事業のリーダー的役割を担うとともに観光PRにも積極的に貢献していただいた、やまなし女将の会 様
「おもてなし宣言」をしていただくとともに、路線バスにて実践。おもてなしの推進に大きく貢献いただきました、山梨交通株式会社 様
山梨県内全店舗で「おもてなし宣言」をしていただき、PR活動にもご協力いただきました、株式会社ローソン 様
受賞者のみなさま、おめでとうございます。
第2部はおもてなしアドバイザー高野登さんの講演
「どんなに不況でも、予約が取れないお店がある。」
いつも予約がいっぱいのお店にはどんな魅力があるのでしょうか。
これらは立派なココでないとならない「理由」ですね。
売れない理由を探すのではなく「売れる理由」を極めるところから始まります。
たとえば、
「おいしいものを提供しよう」と「おいしくものを提供しよう」の違い
後者の方は「おいしいもの」をお客様に美味しくいただいてもらうにはどのようにしようかという「工夫」が感じられます。
この工夫が「目の前のお客様が何を望んでいるのか」を考える「想像力」につながるのです。
「想像力」がないと指示されることを待つだけの人になってしまいます。
そしてこの違いに気が付くことが今回の基調講演タイトル「自分が変れば・・・」に結びつくのです。
「お客様のために・・・」という言葉。実は、危険な言葉なんです。
それはなぜか、「自分の中の価値観で物事をとらえており上から目線の考え」になるからです。
では、どうすれば良いか。「お客様のために・・・」から「お客様の立場になって・・・」へ考え方を変えてみましょう。
これは『自分の中の「価値観」を消し去って お客様の「価値観」入り込んで物事を見る』という意味です。
そうすると違った景色が見えてくるようになり、これがサービスを超えて「ホスピタリティ」になるのです。
「自分をちょっとだけ変えてみる」
自分もやってみようとスイッチを押せればその後のパワーにつながります。
第3部、初めての試み「パネルディスカッション」が行われました。
おもてなしアドバイザー高野登さんにも引き続きご参加いただき
コーディネータの長田由布紀 様
株式会社やまと 社長 小林久 様 ワイナリールミエールオーナー夫人 木田和 様 山梨県観光部 小林部長
以上5名の「おもてなしのプロ」のみなさんによるトークバトル
「地域土着」を経営理念にされている小林様
地域に根ざした活動、お客様が本当に望んでいることは何か
東日本大震災直後の計画停電が実施されていたときのエピソードはまさにそのことでした。
親しみこもった甲州弁トークは、会場内をほんわかと温かくしてくださいます。
山梨県外出身の木田様
県外から見たならではの山梨の魅力について語ってくださいました
ご自身のお子様の「ココ、かじって」という言葉に戸惑ってしまったというエピソードには会場内から笑いが。
相手の立場に立っていかに共感を生むことが出来るか。
基調講演の中でもキーワードとなっていた言葉が当てはまります。
パネリスト・木田様が子ども達に「あいさつ」の意味についてお話をする際、使われる言葉です。この言葉には、「地元の人・旅行者は自分達を温かく見守ってくれる大切な存在であること、大切な存在であるからこそ心を込めて自分からあいさつをしましょう」という意味が込められています。
自然と正しい「お辞儀」ができる魔法の言葉です。
ちょっぴり謙虚な山梨県民。他県の人から「山梨っていいところね」と褒められても「いやいやそんなこと無いよ」とお決まり文句を言ってしまいます。本当は地元愛にあふれていても・・・
でも今度からは、否定したい気持ちをぐっっと抑えて「そうでしょ!」と言ってみましょう。できれば自信満々に。
オープンに「地元愛」を発信していくことは「おもてなし」の第一歩になります。
自己満足でもいいので「自分はやっている」と思うことがなによりも重要です。
「笑顔」も普段からしていなければ急に出来るものではありません。
まずは「作り笑顔の練習」から始めましょう。
求められている自分を演じることでそんな自分になっていくのだそうです。
「笑顔」も「おもてなし」も一日にして成らず!です。
楽しいお話をありがとうございました。