もう20年以上、ぶどう作りを続けてきた、「岡田ぶどう園」の岡田一彦さん。畑に一歩足を踏み入れると、たくさんのぶどうが生き生きとたわわに実っています。緑肥といって、ぶどう畑にライ麦のタネを蒔き、育った草を土と一緒に耕すことで、土壌の栄養が豊かになり、化学肥料の使用を抑えることができるのだそうです。「農地を守っていくのは人。我々がいかに守っていくかの志が大事です。ぶどうは私にとって娘たちのようなものですから」と岡田さん。良質な土作りに取り組む、エコファーマーの認定を受けています。
ぶどう生産者「岡田ぶどう園」の岡田一彦さん
「ジャムクラフトとりはた」では、地元の新鮮な旬の素材を使って、無添加のジャムを作っています。保存料などは使わず、甘みは粗製糖のみ。ジャム職人の鳥畑敏雄さんは東京の下町出身ですが、山梨へ来て完熟した果物の味に感動し、この美味しさを伝えたいとジャム作りを始めました。岡田さんとはジャムの店を始めた頃からの長い付き合い。「誠実な人柄がぶどうにも反映されています」と鳥畑さん。スタッフみんなで丁寧に皮を剥き、実とは別にまず皮だけを煮込んで、一番甘みの濃い皮の内側部分も裏ごしして使います。作業中はぶどうのフレッシュないい香りが部屋中に漂っています。
岡田ぶどう園のある地域は「穂坂果実郷」と呼ばれています。なだらかな丘陵地帯で日照時間の長さは日本一、土壌の水はけもいいため、糖度の高いおいしい果物が育つのに最適な土地です。まさにフルーツ天国!「皮にしっかりと厚みがあり、甘みが濃く上品な味わいのぶどうができるんですよ」と岡田さん。ここでしか食べられないおいしさがある、という鳥畑さんも「自然環境がよいせいか、この辺りに住む人は前向きで、身も心も健康的な人が多いような気がします」とのこと。
濃厚な甘みで大粒のぷりぷりした実がたっぷり入った
ジャム。パンに乗せたり、ヨーグルトと一緒に食べたり。
チーズと合わせても良さそうです。コンポートは大粒の実を
ブランデーと一緒に煮込んだ、ちょっぴり大人の味わい。
ぶどうジャム
巨峰 S 125g 685円(税抜) L 380g 1,595円(税抜)
コンポート M 195g 950円(税抜) L 380g 1,700円(税抜)
円形の外観が特徴の木の温もり溢れる明るい店舗は、一歩足を踏み入れるとジャムの小瓶がキラキラと輝く別世界です。
冷涼な八ヶ岳高原の新鮮な果実を中心に、ジャムを丁寧に手作業で煮込んでいます。季節ごとに20種ほどの豊富な種類のジャムが並びます。
ご検討のジャムは店内でご試食ができます。ゆったりくつろげるテーブルスペースもあり、ついつい長居してしまいそう。
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