富士山のお膝元、鳴沢村でブルーベリーを育てている、渡辺春子さん。保育所の仕事を続けながら、その帰りにも毎日畑へ向かい、こまめに草むしりや虫取りを行っています。除草剤や農薬は使わず、自然のままに育て、一つずつ手で摘み取って収穫します。「子供たちもそのまま木から詰んで食べるので、薬を使うと食べられなくなってしまうでしょ。だから雑草や虫は、自分の手でせっせと取り除いています。ブルーベリーを食べながら作業していると、喉も乾かないし、そんなに大変とは思っていないんですよ。春はお花が可愛くてきれいですし、秋には紅葉もします。冬の木の姿もそれはそれは美しいですよ。大事にしたら、大事にしただけの達成感があるし、これがあるから1日を無事過ごせるような気持ちです」
ブルーベリー生産者の渡辺春子さん
天気の良い日は窓から富士山が望め、河口湖もすぐ近く、自然に囲まれたケーキとジェラートの店「ラ・ヴェルデュール木村屋」。パティシエの小佐野直人さんと、奥様でジェラート職人のせつ子さんが営む店です。通りすがりの人がみんな親しげに手を振ってくれるほど、地元で長く愛されています。直人さんは、最初は中華の料理人を目指していたそうですが、ある日買ってきてもらったケーキがあまりにおいしくて感動。そのケーキ屋で修行を始めたそうです。「この辺りは水と空気がきれいで、果物が豊富です。良い素材があるおかげで、ケーキがおいしく作れる。一生懸命丁寧に育てている渡辺さんのブルーベリーだから応援したいし、できるだけ素材を生かして、ブルーベリーを引き立てるように作っています」
河口湖と富士山に挟まれたエリア、鳴沢村には、ブルーベリーの農家を多く見かけます。シーズン中には、ブルーベリー狩りができる農園もあり、家族連れなどで賑わっています。渡辺さんの農園は、今は亡き旦那様が、村の特産品を盛り上げようとブルーベリー作りを始めました。渡辺さんはその意志を守り、受け継いでいます。「その時の思いが、続ける原動力になっているかもしれませんね。この地域のブルーベリーは、他のところより実が大粒で、お客様にびっくりされることもあります。枝を見極め、思い切って剪定することが良い品質を保つコツです」と渡辺さん。甘みと酸味がバランスよく、バラの香りや、蜂蜜のような風味などを感じ、深みのある複雑な味わいが魅力です。
ブルーベリーが驚くほどゴロゴロ入ったタルトとゼリー。
ブルーベリー自体にはあまり手を加えず、
素材そのものの味わいを一番に楽しんでもらいたいと
心配りされています。
チーズ入りのタルトや、
ほんのりミントを加えたゼリーが、
ブルーベリーと絶妙にマッチします。
雪が積もる富士山をイメージしたプリン。富士山の麓で大自然の中、美味しい空気のもと、地元の素材のみを贅沢に使ったこだわりのプリンです!
見たら分かる!?富士山をイメージしたケーキです。富士がね牛乳と富士山蜂蜜を使用。上の白い部分はホンダンです!お土産にぜひ!
木村屋のシュークリームは、皮の薄さが半端ないです。クリームもたっぷりで一度食べたら、病みつきになること間違いなし!
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