ミルキークイーンは、もちもちでご飯一粒一粒をしっかり感じることができる、和食のおかずにぴったりのお米。そのおいしさは、お米の品評会で見事金賞を受賞したことからも折り紙付きです。米は毎日食べるもの、子供達に心から納得のいくものを食べさせたい、という思いから、ご主人が開発した土と水の力を生かす「武藤農法」を受け継ぎ、無農薬でこのお米を育てているのは武藤廣子さん。「農業は人の命を支え、繋ぐ仕事だから、やりがいがある」と語り、農作業の傍ら、農家を元気にするために国内外で講演を行うなど、様々な活動を行い、地元、富士吉田のミルキークイーンを全国に広め、町おこしにも貢献しています。講演などで出かける機会も多い廣子さんですが、毎日の暮らしの基盤は、富士山を前に広がる田んぼです。「朝は日の出とともに田んぼへ行きます。朝もやの中で稲穂が揺れる様子は本当に気持ちよくて、心洗われますよ」
ミルキークイーン生産者の武藤廣子さん
目の前には富士山が大きくそびえ、その眺めを独占できる絶好のロケーションで天然温泉を楽しめる、ホテル鐘山苑・別墅然然(べっしょ ささ)。渡辺稔さんはここで料理長を務めています。ミルキークイーンとの出会いは、自宅の近くで働く米農家さんの姿を見かけたことでした。「食材の現場を見て知ることは大切だと思っており、時間を見つけてはあちこちの現場を訪ねています。ミルキークイーンは元々すごいお米だと思っていたけれど、実際に田んぼで話を聞くことで、様々な苦労や手間があることが分かりました。農家さんの努力を無駄にはできない、という思いで使わせてもらっています」。ホテルでは、ふっくらもちもちの炊きたてご飯と、お米そのものの味が活きるよう考えられたおかずを朝食に提供しています。
ミルキークイーンは農水省の「スーパーライス計画」に基づき開発された、比較的新しいお米です。柔らかくモチモチとした食感で、冷めても固まりにくく、おいしさが持続することが特徴です。この地域はかつて、寒冷でお米はうまく育たない、といわれていました。しかし、日照時間が長く、富士山の豊富な伏流水と昼夜の寒暖差がある環境は、おいしいミルキークイーンの栽培には最も適した場所だと、今ではいわれるようになったのです。「いつも見ている富士山の水や空気、この環境で農作物が育っていることを思うと、とても満ち足りた気持ちになり、感謝しながら仕事に打ち込めます」とホテル鐘山苑スタッフの安堂昂さん。ミルキークイーンは富士吉田の特産品として、人気を高めています。
お米は地元、富士北麓で育ったミルキークイーンを、
麓に湧き出る水で釜炊きしています。
炊きたてのお米の良い香りと、
ツヤツヤでもちもちの食感がたまりません。
食べた瞬間から甘みがあり、しっかりした旨みも
ミルキークイーンの特徴。
ご飯とマッチするおかずも豊富に揃えています。
四季折々の富士山の眺望が満喫出来る新しい露天風呂。温泉は富士山の恵みたっぷりの高アルカリ性。大自然の恩恵を受けた悠久の温泉です。
心に響く霊峰太鼓。おもてなしの心を太鼓と肉体に込めて。もっとお客様をおもてなしするためにと考え、従業員だけの太鼓演奏に辿り着きました。
世界文化遺産に登録された富士山をのぞむ2万坪の日本庭園。春の桜、夏の蛍、秋の紅葉、冬の富士山冠雪。四季折々の美しい姿が愉しめます。
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