茶葉の栽培からお茶の製造、販売までを一貫して行なっている「まるわ茶園」。その二代目である一瀬辰治さんは、子供の頃からお茶が大好きでした。家業を継ごうと真剣に考えるようになったのは中学生時代。ある時仕事で怪我をしてしまった父親に代わって、一瀬さんがお茶作りを手伝うことになり、それが将来を考えるきっかけになったそうです。「小さい時から父の姿を見ていましたし、自分も何か家族の役に立てたらと思いました」。急須できちんと淹れる、手間をかけたお茶作りが特に楽しいとのことでしたが、あまり固定観念は持たないようにし、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいそうです。「今構想しているのは、古民家を改装して、お茶が飲めるスペースを作りたいと思っているんです。うちの畑からは富士山がちらっと見えるところもあるんですよ。この土地へ来ていただき、いい空気を吸って、おいしいお茶を飲んでもらえたら嬉しいですね」
「まるわ茶園」の一瀬辰治さんと奥さま
子供の頃からずっとパティシエの夢を持ち、菓子専門学校を経てフランスで研修、東京の一流洋菓子店でも働いていたという経歴を持つ佐野香織さん。父親が開いていた写真館「光画堂」を、自身の洋菓子店「香菓堂」にリニューアルしました。自分を育ててくれた地域のために何か貢献したいという思いから、地元の特産品を使ったお菓子を作ることに。「子供同士が同級生だったことから、まるわ茶園の一瀬さんと出会いました。私は無理をしたくはないので、美味しくなかったら絶対に使わないのですが、一瀬さんの南部茶でロールケーキを作ったら、ピタリと味が決まったんです」。そうして南部茶を活用したロールケーキが完成し、看板スイーツとなりました。シンプルで上質な材料を使い、子供からお年寄りまで、みんなに美味しく食べてもらえることが、佐野さんの一番のモットーです。
南部町は温暖で降水量が多い気候のため、昔からお茶の栽培には適した地域だと言われています。古くは室町時代から栽培が行われていたという資料も残っているそう。「この辺りは山の中なので自然も豊かで、水と空気が澄んでいます。お茶は産地が重要とよく言われますが、それは、その土地の環境が全部お茶の味に出てしまうからなんです」と一瀬さん。また、お茶の圧倒的な一大産地である静岡県に近いおかげで、最先端の技術を習得でき、情報交換がしやすいことも大きなメリットとなっているそうです。
しっとりときめ細やかで、軽くふわふわのスポンジは、
その食感の心地良さに驚かされます。
生地には、まるわ茶園の上質な南部茶を100%加え、
お茶の香り、コクと旨みがしっかり感じられます。
フレッシュな生クリームと真ん中に入ったあんこが
絶妙なバランスです。
バターとアーモンドの香り豊かなフィナンシェに南部茶の風味をプラスしたオリジナル商品です。しっとりとした生地とほんのりとした南部茶の苦味が後を引く一品です。
しっとりもちもちとした生地に、クリームとフルーツの酸味がマッチした、人気のロールケーキです。バニラ風味豊かなカスタードクリームがアクセントになっています。
カスタードクリーム入りのロールケーキに生クリームとラム酒の効いたモンブランクリームをたっぷりと!ボリューム満点でリピーター増加中です。
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