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マナー

人や自然に迷惑や不快感をかけないための最低限のルール、それが山のマナーです。
ちょっとした気遣いとマナーを守って快適な登山を楽しんでください。

  • 山では登り優先です。
  • 休憩は通行する人の邪魔にならない場所でとりましょう。
  • 騒音を出さない
    • ラジオを聞きたければイヤホン、ヘッドホンを使いましょう。
    • 歩いているときのおしゃべりも周りの迷惑にならないように。
  • ごみを出さない工夫をしましょう。
    • ゴミ袋を用意するのは最低限のマナーです。
    • 山小屋などでは、そこで購入したもの以外のゴミは引き取ってくれません。自分で出したゴミは自分で持ち帰るのが山のルールです。
    • タバコは携帯用の灰皿へ。(行動中は禁煙)
    • 生ゴミなどを埋める人がいますが、ただ腐るだけで肥料にはなりません。
  • 動植物の採取をしてはいけません。
    • 高山植物が花をつけるまでには、長い年月が必要です。
    • 富士は全体が国立公園です。石一個といえども持ち帰ることはできません。
  • ティッシュペーパーは使わない
    • ティッシュは水に溶けないのでいつまでも残ったままになってしまいます。各山小屋や公衆トイレのルールに従いましょう。

富士山および青木ヶ原樹海を散策する方へ

富士山および青木ヶ原樹海の原生的な自然環境を守り、みなさんに気持ち良く散策を楽しんでいただくために、次の点にご協力をお願いいたします。

  • 登山道、遊歩道を外れた箇所には立ち入らない。(林内を踏み荒らすことで足下の植物、コケ、樹木の根系、小動物等に影響があります)
  • 森林内において、動植物(樹木を含む)・溶岩・岩石・土壌等一切の自然物の採取・損傷を行わない。
  • たき火、野営を行わない。
  • トイレ以外の場所での野外排泄は行わない。(万一の必要に備える場合は、携帯トイレを携行するなど、入山者において適切な対応を行ってください)
  • ゴミは必ず持ち帰る。

詳しくは、山梨県富士・東部林務環境事務所ホームページをご覧ください。

富士山の安全登山について

「弾丸登山」をやめて、安全で快適な富士登山を楽しみましょう!

前日に十分な休息を取らずに夜通しで富士登山をする「弾丸登山」は、登山者の疲労やケガを増やす行為といわれています。
しかし、登山者全体の約30%が「弾丸登山」であるとの推計もあり、余裕のある行程の計画で登山していない方がまだまだ多い状況にあります。
最近は、ゆっくりとしたペースで登る2泊3日の登山を行う方もいます。安全で快適な登山を楽しむために、途中で1泊するようなゆとりある登山行程を計画することが必要です。弾丸登山は避け、山頂を目指す場合は、できるだけ途中の山小屋で1泊しましょう。未明に出発することになるため、早めに山小屋へ到着し、できるだけ長い時間、休憩と仮眠をとりましょう。
ご来光は、登山道の途中でも見ることができます(富士宮ルートを除く)。富士山の魅力は山頂のご来光ばかりではありません。前日の夕刻に山小屋に到着してグッスリと休めば疲労も回復し、山頂付近の登山道の混雑も避けることができます。

富士登山を安全で安心に楽しむために、「弾丸登山」の自粛をお願いします。

富士山の安全登山、環境保全のためのビデオができました

富士山の安全登山、環境保全のためのビデオです。内容は、計画編、ルールとマナー編、装備と高山病対策編、登山ドキュメントに分かれて­おり、ナレーションや富士登山ガイドのインタビューで分かりやすく紹介します。(約3­0分)
企画・制作:山梨県富士山五合目インフォメーションセンター運営協議会(事務局:山梨県観光部観光資源課)

英語版、中国語版のビデオを公開しました。ご利用ください。