親の代から養鶏家であり、甲州地どりの開発と生産、販売促進に長年尽力してきた加藤政彦さん。平成24年より、軽食ができる直売所「甲州地どり市場」もオープンしました。安く早く大量生産できる外国産の鶏に対して、甲州地どりは手間と時間をかけても、鶏本来の味の良さを徹底的に追求したと言います。「欧米では肉にソースをかけて食べるけれど、日本人はそもそも刺身の文化でしょう。素材そのものの繊細な味わいを楽しむ日本の人たちに、一人でも多くおいしいと言ってもらえるよう力を注いでいます」。山梨という土地柄、ワインと一緒に楽しめるような商品開発も進めているそうです。
『甲州地どり市場』生産者の加藤政彦さん
〒400-0856
山梨県甲府市伊勢2-10-2
TEL/FAX:055-222-0032
10:00~18:00(定休日:日曜日)
http://www.kosyujidori.com/
1200年前に弘法大師が開湯したと言われる湯村温泉。武田信玄が湯治に訪ね、葛飾北斎が描き、太宰治をはじめとする文豪が滞在したことでも有名な温泉地です。「湯村ホテル」は、女性の一人旅でも家族でも、多様なスタイルで気軽に楽しめるホテル。専務取締役の山本重光さんによると、源泉掛け流しの温泉が人気で、長期滞在するお客様も多いのだとか。「せっかく山梨まで来て下さったお客様に楽しんでいただけるよう、料理に使う素材は地産地消にこだわっています。甲州地どりは、生産が始まった初期の頃からの長いお付き合い。私自身も加藤さんの養鶏場へ出向き、放し飼いで元気に飛び回る鶏たちの姿に感動しました。生産者の話を聞くほどに思いが深まり、大切に使いわせていただきたいと思っています」
甲州地どりは、自由に土の上を駆け回り、太陽をいっぱいに浴びてすくすくと育てられています。広々とした地面で元気に育った鶏は、しっかりとした筋肉が作られ、身のしまった弾力あるおいしい鶏肉になります。また、自然の中で放し飼いにし、小石をついばみながら育つため、砂のうでエサの消化を助け、内臓の丈夫な鶏になります。病気にもなりにくいため、抗生物質等は一切使っていません。エサにもこだわり、動物性たんぱく質を使っていないので、香りよくきれいな味わいです。実は生産者である加藤さん自身も鶏肉が大好き。「自分自身が本当においしいと思える地どりです。肉そのものに抜群のうまみと歯ごたえがあるので、まずは焼いて塩だけで食べるのがおすすめです」
甲州地どりの肉団子に刻んだ甲州小梅をトッピング。
スープは甲州地どりの鶏ガラを使用した白湯に、
麹でアクセントをつけています。
肉と野菜の旨味がひきたつ、
優しくさっぱりとした味わいです。
22もの効能がある温泉は自家源泉かけ流し、毎分90ℓ湧出する高温(45.8度)の療養泉(塩化物・硫酸塩泉)で、ご宿泊者は24時間ご入浴可能です(清掃時除く)。
個室のご宴会料理以外でも、ホテル1階にあるレストランの朝・夕バイキングで地元食材をたっぷり使った、和風テイストのお料理を楽しむ事が出来ます。
四季で表情を変える甲斐の山々が眺望出来る客室は、シングルルーム・洋風ツインルーム・和風ついんるーむ・ファミリールームの4タイプございます。
〒400-0073
山梨県甲府市湯村3丁目3-11
TEL:055-254-1111
http://www.yumura-hotel.com