ここから本文です。
郷土料理に注目の名物グルメも。山梨の食
山梨県民のソウルフード「ほうとう」「吉田のうどん」から、話題のジビエラーメンまで。山梨に来たらぜひ食べたいおいしいものを紹介します。
目次 |
山梨でおなじみの郷土料理や名産品を認定する「やまなしの食」。全国で知られているものもあれば、山梨のなかでも限られた地域でしか作られていないものも。どれも山梨の風土の中で育まれてきたおいしい逸品。ぜひ山梨に来て味わってください。
「やまなしの食」とは
山梨県内で受け継がれている郷土料理等のうち、特に次世代への継承に取り組んでいく167品目を「やまなしの食」として、県が認定。継承のための様々な事業に取り組んでいます。
「やまなしの食」について詳しくはこちら(外部リンク)
うまいもんだよカボチャのほうとう、誰もが知る全国区
■食べられている地域:山梨全域
「うまいもんだよカボチャのほうとう」と言われ、誰もが知る山梨県の代表的な郷土料理。武田信玄が考案した陣中食であったとも言われているが、文献上は江戸時代以降に多く登場する。峡南地域では「のし入れ」「のし込み」とも呼ばれている。
夏場にツルツル、サッパリ食べて夏バテ防止
■主に食べられている地域:中北地域、峡南地域
おざら(おだら)は古くから伝わる郷土料理の一つで、ほうとうに使用するより細めの冷やした麺を温かいしょうゆベースのつゆに入れて食べるのが一般的。のど越しがよく、夏場に食べることが多い。
しっかりしたコシと歯ごたえ、お腹いっぱい
■主に食べられている地域:富士吉田市
富士吉田市では織物業が盛んであったことから、男性が食事の支度をしていた。そのため簡単に作れ、非常にコシがあり歯ごたえがあるうどんがよく作られるようになった。具にキャベツをふんだんに使うことも特徴で、富士吉田市を中心に50軒以上のうどん店がある。
「箕(み)」の形に似ている、かわいい形には意味があるんです
■食べられている地域:富士川町
富士川町の十谷(じっこく)の集落に伝えられている郷土料理で、小麦粉を練って薄くのばし、3cmの正方形に切り、「箕」(農作業で使う道具)の形を作り、季節野菜と一緒にみそで煮る。また形が耳に似ていることからも「みみ」と呼ばれるようになったとも言われている。
馬肉生産量全国5位、隠れた名産品
■食べられている地域:山梨全域
山梨県は主要街道である甲州街道が通り、また、富士山信仰で登山者の荷揚げ用で必要とされたため、馬が身近にあったことから、馬肉料理が盛んになったとも言われている。馬肉生産量全国5位、吉田のうどんにも馬肉が用いられている。
甲府のご当地グルメ、先人のアイディアが光ります
■主に食べられている地域:甲府市
鶏の砂肝、ハツ、レバーなどを甘辛く濃厚な醤油ダレで照り煮した甲府独自の料理で、市内の蕎麦屋が考案したことから、蕎麦屋やほうとう屋の定番メニューとなっている。「B1グランプリ」でゴールドグランプリを受賞し、山梨の郷土食として全国区となった。
山梨の偉人さんを偲んでいただきます
■主に食べられている地域:上野原市
たまじと呼ばれる小さなじゃがいもをみそで甘辛く煮詰めた郷土料理。江戸時代の名代官の「中井清太夫」は、飢饉の際に、じゃがいも栽培を広めて窮地を乗り切った。人々は、感謝を込めてじゃがいものことを『せいだ』と呼ぶようになったのが、名前の由来と言われている。
焼きそばにトマトソース、味と素材にこだわっています
■食べられている地域:中央市
山梨県内で最大のトマト生産量を誇る中央市の商工会青年部が中心となって中央市の新たな名物にしようと思い2007年に誕生させた。レシピは店によって違うが、基本は焼きそばに中央市産の完熟トマトと、フジザクラポークを使用したトマトソースをかけたものとしている。
コロコロ転がして作り、晩秋の山梨を彩ります
■主に食べられている地域:甲州市、南アルプス市
庭先に皮をむいた柿を並べ乾燥させる際に、柿全体に陽があたるようにコロコロと転がしたことからその名がついたと言われている。干し柿でも「ころ柿」は水分が25~30%で白い粉が吹いており、水分が50%前後で軟らかいものは「あんぽ柿」と呼ばれている。
ホーム > グルメ