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多くのゴルフ場がある山梨県には、ほかにはあまりないちょっと変わった設計のホールや手強いホール、ピンポイントで美しい景色が見られるホールなど、特徴あるホールが有名なゴルフ場もあります。
富士の裾野にある「鳴沢ゴルフ倶楽部」には、赤松と白樺にセパレートされたホールが広がり、その美しい景観が多くのゴルファーを魅了しています。なかでもアウトコース8番は、富士山に向かってショットする池越えのショートホールで、正面の池に逆さ富士が映るコースとして知られています。穏やかな水面に現れる富士の姿は、息をのむほどの美しさ!お天気や風の状況などにより必ず見られるとは限らないだけに、その華麗な姿を見られたゴルファーはこのホールの虜になること間違いありません。
またロングホールの18番ホールも名物ホールのひとつ。大きな池がフェアウェイに食い込んでいて、グリーン全体が浮島に見える美しいホールです。
八ヶ岳南麓にある「ヴィンテージゴルフ倶楽部」の8番ホールは、ティーグランドから真正面に南アルプス山脈、グリーン右方向に八ヶ岳、後方には茅ヶ岳と、山岳風景をたっぷりと堪能することができるホールです。1995年のJPGA男子プロツアーでは「最もタフなホール ベスト5」に選ばれるなど、攻めがいのあるホールでもあります。
「河口湖カントリークラブ」も、8番ホールが名物ホールとして知られています。ティーグラウドから250ヤード付近で90度左ドッグレッグし、その先に沢溝があり、さらにグリーン手前110ヤード付近で右へドッグレッグするS字形のロングホールです。そんな攻めにくいトリッキーなホールは、多くのゴルファーを虜にしています。
フジサンケイクラシックが行われることで有名な「富士桜カントリー倶楽部」にも名物ホールがあります。それは5番ホール。プロゴルファーの石川遼さんが2009年に「今季、最も難しかったホール ベスト3!」として挙げたホールです。セカンド地点はかなりの左足下がり、またグリーン左手前は池になっているホールで、石川遼さんはこの大会は2位に5打差をつけて優勝しましたが、5番では3日目と最終日にボギーを叩きました。そんなプロをも苦しめたホールです。
名物ホールは、プレーしてみなければわからないおもしろさや楽しみを秘めています。ぜひ山梨が誇る名物ホールに挑んでみてください。プレーはもちろん、ゴルフ仲間との話題としても盛り上がりますよ。