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大弛峠(おおだるみとうげ)ヒルクライムコースは、日本最高標高の車道峠である大弛峠をゴールとした30kmのコースです。乙女湖を通り、森の中のつづら折れを上ると、大弛峠から続く金峰山(標高2,599m)の頂上が見え始めます。天気が良いときには、富士山の姿も。笹の林の間を通るフラットな道を抜けると高山植物が現れ、雄大で幻想的な景色が広がります。ゴール付近では「ツール・ド・フランスのカテゴリー超級として知られるガリビエ峠に匹敵する」と今中大介さんが言うほどの、険しさと美しさに出会えます。
※途中の乙女湖をゴールとする「乙女高原ヒルクライムコース」もあります。
序盤は軽めのギアで
スタートからいきなり急勾配です。それが中盤まで続くので、余裕のあるギアをセットしてチャレンジしましょう。終盤は道路脇の表示に頂上までの距離が出ているので、ペース配分などの目安になります。乙女湖を過ぎると再び勾配15%前後の急坂が始まります。ここで体力を使いすぎないように。体重を乗せながら楽に走るダンシング(立ちこぎ)ができれば、失速を防ぐことができます。体の軸がぶれないように、腰から下をリズミカルに使うのが理想です。
緩い勾配区間でスピードアップ
森の中のつづら折れのあと、残り12km~8kmは比較的緩やかな道が続き、その後急勾配に。タイムを縮めたい場合は、この緩い勾配区間でいかにスピードアップできるかがポイント。きついときこそ冷静に効率よくスピードアップできるように、普段からトレーニングしておくと良いでしょう。
準備をしっかりと
距離が長く標高差が大きい、とてもハードなコースです。身軽な装備で走れるよう朝のうちにスタートして、暖かい昼の間に下り始めるよう計画を立てましょう。スタート地点とゴール地点の温度差が大きいため、体を冷やさないようにウィンドブレーカーはもちろんのこと、アームカバーや、レッグウォーマーなどの準備を。2,000~3,000カロリーを消費するコースなので、飲み物のほか、食べ物の準備も必需です。ゴールでしっかりと休憩をとり、休みながらゆっくりと下りましょう。
[スタート]窪平交差点を出発します。「クリスタルライン」の表示に従ってY字の左手の道を進み、その先を右折します。
[1]山梨市立笛川中学校・牧丘第一小学校を右手に見て、直進。雁坂みち(R140)を越えて、両脇にぶどう畑が広がる直線の急坂を上ります。この坂を上りきったところに、このコースで最後の自動販売機があります。
[2]直線が終わって森の中に入ると、直線とつづら折れが交互に現れる峠が続きます。
[3]琴川沿いを上っていきます。標高が高くなり視界が開けてきたところに、右手に大きなトチノキの姿が。間もなく乙女湖が見えてきます。
[4]琴川ダムがある乙女湖が左に見えてきます。ここで休憩をとっても。休憩をとらない場合は、湖へ向かって下る勢いでそのまま続く急坂を上りましょう。
[5]再びつづら折れの峠が続きます。タイムを縮めたい場合は、残り10kmを切るあたりからの緩い勾配の部分で上手にスピードアップしましょう。競い合うような場合には、ここでエアロフォーム(空力に有利なフォーム)で走ると差がつきます。
[6]視界が開けた正面に、金峰山の頂上が見えます。標高が上がり、高山植物や巨石、巨木が見えてくるなど周囲の景色が変わってきます。
[7]ヘアピンカーブが数か所あります。残り3kmのところからラストスパート。
ゴール] 大弛小屋がある、大弛峠頂上がゴール。日本最高標高の車道峠に到着するときの達成感は格別です!
※乙女湖から大弛峠への道は冬季に閉鎖されるので、ご注意ください。監修・モデル:元自転車ロードレース選手、現「インターマックス」代表・今中大介さん
難易度 | 標高差 | 1,886m | |
走行距離 | 29.5km | 勾配 | 平均6.4%、最大15%以上 |
スタート | 窪平交差点 |
ゴール | 大弛小屋 |
駐車場 |
山梨市牧丘町室伏2120 |
車でのアクセス |
東京方面から 中央自動車道「八王子」IC~中央自動車道「勝沼」ICから15分 名古屋方面から 東名高速「名古屋」IC~中央自動車道「小牧」JCT~中央自動車道「勝沼」ICから15分 |
電車でのアクセス | JR中央本線「塩山」駅から自走約20分 |
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